トヨタ自動車は9日、子会社のトヨタ自動車九州で手掛けている海外向けスポーツ用多目的車(SUV)「ハイランダー」約3万台(2011年)の生産を2013年後半に打ち切り、米インディアナ州に移すと発表した. 国内生産にこだわってきたトヨタだが、長引く超円高を背景に輸出機能を国内から北米に移す. トヨタ九州は高級車レクサスなど9車種を生産. 従業員は約7700人で、福岡県内に3工場を持ち、年約30万台を生産する. うち生産機能の一部を移すのは宮田工場(福岡県宮若市). 生産能力の余りはほかの車種で埋め合わせ、雇用も守る方針. 一方、インディアナ工場には約4億ドル(約300億円)を投じ、年28万台の生産能力を33万台に引き上げる. ハイランダーの増産分は北米だけでなく、九州からの輸出先だったロシアや豪州などにも売る. 約400人を新規雇用する. 日産自動車・仏ルノー連合は、ロシアの自動車最大手アフトバズの株式を買い増し、買収することで基本合意した. 事実上、アフトバズの株式の過半を取得して、経営権を握る. 成長が見込めるロシア市場に本格進出し、新興国での事業強化をめざす. ルノーが3日発表した. 株式取得は2014年までにすべての手続きを終える見込み. 日産・ルノー連合とロシアの政府系企業などが合弁会社を設立し、その会社を通じてアフトバズの株式を買い増す. 日系自動車大手がロシアの自動車メーカーの経営権を握るのは初めて. 日産自動車の11年の世界販売は前年比14.4%増の約467万台で、ルノーは同3.6%増の約272万台. これにアフトバズの販売台数(63万台強)をあわせた世界販売台数は800万台を超え、トヨタ自動車グループ(約795万台)を上回って世界3位の規模になる.