皆さん こんにちは。
今日のタイトルは興味深くありませんか
明らかに慢性膵炎な症状があるのに、
「膵臓には問題なさそうですね、胃薬出しておきましょう」
となってしまう理由
医者が無知なのでしょうか
膵臓に関心を持たないからでしょうか
理由は、、
【慢性膵炎の診断基準をみたしていないから】
です。
すみません あたりまえなことで つまらないですよね。
【慢性膵炎臨床診断基準2019】
慢性膵炎の診断項目
1特徴的な画像所見
2特徴的な組織所見
3反復する上腹部痛または背部痛
4血中または尿中膵酵素値の異常
5膵外分泌障害
61 日 60g 以上(純エタノール換算)の持続する飲酒歴または膵炎関連遺伝子異常
7急性膵炎の既往
慢性膵炎確診:a,b のいずれかが認められる. a.1または2の確診所見 b.1または2の準確診所見と,345のうち 2 項目以上
慢性膵炎準確診:1または2の準確診所見が認められる.
早期慢性膵炎:3~7のいずれか 3 項目以上と早期慢性膵炎の画像所見が認められる.
だいたい3がまず私たちの主訴でクリア
(クリアという言い方は適正でなく失礼します)
でも3だけで慢性膵炎の診断には至りません
逆に言うと3だけで慢性膵炎と診断する行為は日本膵臓学会の診断基準とガイドラインを無視した診断となってしまいます
これは保険適用にも関わります、簡単に言うと薬が処方できません
処方したとしても医療機関は薬価が算定されませんので
医療機関の持ち出しとなります そんなことしないですよね。
医療費抑制のご時勢ですからなおさら
レセプト(病院からの医療保険請求)査定はきびしく返戻されます。
私もいつ薬を止められるか、不安ですし
今のドクターがいなくなったら、いちからドクターを探さないといけません。
ちなみに私のドクターの診断根拠は 1、3、7 ということでした。