失業して途方にくれていたとはいえ、
何を血迷ったか無謀極まりない留学を選んでしまいました。
そして留学の支度をしているうちに無残にも月日は流れ34才になっていました。
すずめの涙ほどの退職金と、今まで掛けていた保険や定期を全て解約し、
東京のアパートも解約して、売れるものは全て売って、
とにかくかき集めたお金は全部で500万。
34年間の私の集大成がたった500万って言うのも悲しいけれど、
いまさら親を頼るわけにも行かないので、とにかくこれで何とかしなければ。
500万を握り締め、独身女34歳大きな決意をくだしました。
その決意とは「ムザムザ日本には帰ってこない」です。
多少英語ができるようになったとはいえ、
大した学歴もキャリアも手に職もない30代半ばを超えた女が
日本に帰って来たところで、せいぜい履歴書に1行、
たいしたことのない学歴が増えるだけ。
だったら今必死に就職活動した方がよっぽどましです。
だってそうでしょ?
ほとんどの募集案内には35歳くらいまでっていう残酷な表示があるんですもの。
それに日本には悲しいかな、世にも恐ろしい年齢差別ってのがあるんです。
そんな中に帰ってこられるほど私は強くありません。
なのでどんな手を使ってでもアメリカに留まろうと決意したのでした。
このころの私は何を隠そう実は、結婚よりも自立を目指していたんです、
でも月日とともに、アメリカで自立することがどれほど大変かを思い知らされ、
「じゃあ結婚して誰かに養ってもらいましょー」と方向転換したのでした。
日本出発時、友人には“最終目標はビル.ゲイツの愛人!”
(マイクロソフト本社のあるシアトルが近かったので)
と言って出てきました。(半分本気です(笑))
そんなこんなで34才独身女のアメリカ留学生活が始まったのでした。
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