19個も卵が採れ、注射が始まった前回。

毎晩お尻に注射を打ちながら、授精した卵ちゃん達が順調に育って私のお腹に戻ってきてくれることを願って3日。。。

その日は突然訪れましたびっくり

ナースから授精した卵ちゃん達の数を教えてもらった電話では、お迎えは5日後の金曜日の予定でした。
ところが!

あれは水曜日。
お仕事を頂いている法律事務所に、出来上がった翻訳書類を持って行った日のこと。
(ハワイで交通事故にあった方の、訴訟用翻訳をしております)

請求額の数倍の報酬を頂けて、気分はホクホク口笛
お迎えしちゃったらしばらくはコーヒーも飲めなくなるので、今しかないっ!
と砂糖もカフェインも強めのベトナムコーヒーを買いに、ベトナムサンドイッチ屋さんに寄りました。
コンデンスミルクがたっぷり入ったこのコーヒーが大好きなのです。

ベトナムコーヒーを買って、ベトナムサラダも買い気分良く運転して帰宅中、クマさんより着信。
仕事がうまく行ったか確認の電話かなぁチュー
なーんて気軽に電話に出ると、
『ベイビー!!今どこ?!』

滝汗滝汗滝汗

なっ、何かした?!私っ!
『あっと、えっと、運転中ですけども。。』

『今すぐロレーンからの留守電聞いて!で、すぐ帰って!で、あの薬飲んでっ待っててっ!今すぐ帰る!』

返事もできずにとりあえず、電話を切り大慌てで帰宅。

帰りがてら留守電を聞くとナースからで、
『はーい!今日お迎えしに来て欲しいから、薬飲んだら電話してね〜!』と。

は、はい??
金曜日じゃないかった??

卵ちゃんたちに何かあったのか!?
5日後の胚盤胞までは待てないほど、状態が弱っているのか!?
ガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーン
混乱した頭で処方されていた薬を飲みます。
かなり強い薬で、クマさんがダッシュで帰宅してくれた頃にはぼーんやり照れ

フラフラしつつ病院に向かいました。

こっからのことは記憶が曖昧です。
病院に着いて、ベッドに横になっていると
由利徹登場!

『グレードはAとBだよ。すごくいいよ!いくつ戻す?』

ぼんたろうの頭で一生懸命考えました。
3日目だから、初期胚のはず。グレードがいいとは言え、胚盤胞まで待たないのは何らか理由があるのだろう。
着床がどうなるかわからないし、胚盤胞まで育たなければ、愛しい卵ちゃんたちはそこで終わりだ。
どうせ育たないのなら、私のお腹に戻って来て欲しい。

『2個両方戻してください。』

双子になる可能性もあるし、それはそれで母子ともに簡単な妊娠ではなくなるけど、でも、いい。
どんなチャンスも無駄にしたくない。

あとはあっという間でした。

子宮にカテーテルが入って、
そのあと
『キラッ!』
と、何かが光りました。
『卵ちゃんたちだよ。』

30分ベッドで休んでエコーを頂いて帰りました。
ナースから、
『いい、24時間は絶対安静だよ!
トイレ以外は、ベッドで横になっててね。
全部旦那さんに頼みなさいよ!
その後も、重いものは持っちゃだめ。出来るだけ腹筋を使わず、必要以外は歩かないでね。』

わ、厳しい。。。。

日本のお母さん達は、電車で帰ったりしてると思うんだけど。。。

クマさんはすっかりその気で、
『呼び鈴を買って帰りますっ!」
と冗談まで言っておりました。

車の振動にすらドキドキしつつ、判定までの長い長〜い日々が始まりました。