今日は、晴れ間も広がった、バンクーバーです。
朝、起きて一番に目についたニュースは、
東電、108人の従業員が、被爆覚悟で作業をしている というもの。
その後、ニュースで、作業をしている旦那さんを送り出した奥さんのインタビューがあり、
「彼は、覚悟を決めて、仕事をしています」と、堂々と答えておられました。
自衛隊の方たちも、被爆覚悟で、上空から水をまく作業をしてくれているそうです。
何年か後に、血液の癌になる可能性が高いと知りながら、現場へ向った方たち。
そして、その方たちを送り出した、家族。
作業をしている方、本人や、家族の方は、どんな思いなのかと考えると
涙が止まりませんでした。
私自身、こんなにも、自分が日本人であることや、日本に対する愛国心を
感じたことがありません。
ここまで、純粋に、自分や家族以外の方の幸せを、祈ったり、願ったり出来ると
思いませんでした。
今回のことは、言葉にしがたいほど残念なことです。
でも、日本という国が、これだけ、1つになったこともなかったのでは
ないかと思います。
そして、今回、切実に思うこと。
それは、<人と自分の考え方の違いを愛すること> を学ぶこと。
今回の震災に、心を動かし、積極的に活動したり、楽しいことを自粛したり
する方たちがいる中で、いつもどおりの生活を楽しんでいる方もおられます。
例えば、その楽しい様子をブログで読んだりすると、こんな時に非常識だ!
という怒りが湧いてくるのも自然な気持ちでしょう。
でも、自分との違いを非難するのも、<地震と同じくらい、心の揺れ> が
あるのです。
私はおそらく、人の死という深い悲しみを体験した後であったので、家族を
失った方々の気持ちが、自分の体験を通して、心に入ってくるのだと思います。
でも、分からない方がいても、仕方のないことであり、その考え方や生き方を
批判するのは、エゴの仕業だと気づく時です。
自分と同じ意見でなければ… こんな状況のときはこう振舞うべき…
こんな思いを抱くとき、わたしたちの心は痛みます。
なぜなら、それは、ありのままを受け入れ愛したいという、自分の本質から
それる行為だからです。
すでに、地震、津波、原発で、胸が締め付けられている思いをしているのに、
これ以上、自分を苦しめる必要はないはずです。
地震が起こって、楽しそうにしている人がいても、助けようとしない人がいても
私達が、とやかく言えることではないことを知って、自分の心を守ることです。
今までは、競争し、嫉妬して、誰かが正しくて、誰かが間違っていると、
戦う、エゴの時代だったと思います。
たとえ、それが<正義という名の剣>であったとしても、
剣で人を傷つければ、正義感という名の エゴでしかありません。
こんな大きなことが起きて、沢山の方が犠牲になり、今も立ち向かっている人が
いる中、私達は、ここから、大切なことを 学ばなければいけないと思うのです。
戦ってばかりのエゴの時代を卒業し、これからは、愛・調和・平和という、
本当の幸せを追求する時代を受入れるときなのかもしれません。
こんな格好いいことを書いたけれど、これは、全部、私に向って
書いています。
こんな大変な時に… という思いがどうしても芽生えてしまう私の
エゴに、これ以上、ごちそうをあげないように、自分に向けての
メッセージです。
被災していな私達は、毎日の暮らしを大切に、自分のセルフケアを
行いましょう。
被災していない者が元気でなければ、いざという時、助けることなど
出来ませんし、
被災していないのに、ストレスで病気になったりしたら、物資が不足している
中で、かえって、被災した方たちに、迷惑をかけることになります。
笑うことに罪悪感を持たず、心身健康でいたら、誰かが大変なとき、
笑顔で、簡単に手を差し出すことが出来るのではないでしょうか。
私達が元気でいることこそ、被災地や日本に向けて、
一番の応援物資だと、私は思います。
今日も微力ながら、バンクーバーから、日本へ愛を送ります。
長文を読んでいただき、ありがとうございます。
※春千代ちゃんから、ブログをリンクしてもOKかというコメントがありました。
もちろん、<リンクフリー> ですので、心が動いたものがあれば、許可は
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