西野智彦『ドキュメント 日銀漂流』 | (元)無気力東大院生の不労生活

(元)無気力東大院生の不労生活

勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 西野智彦『ドキュメント 日銀漂流』を読了。

 

 松下総裁以降の歴代の総裁の下で、日本銀行がいかなる金融政策の運営を行ってきたのか。特に政治との距離感をいかに取ながら、その運営にあたってきたのか。関係者への取材も十分に踏まえ、関係する資料もふんだんに用いながら迫っていく。
 日銀法が改正され、「独立性」が強まったからこそ求められる日本銀行としての取り組み。政治から、さらには財務省からの強い要請がある中で、どのように総裁がかじ取りを行ってきたのかが克明に描かれている。