「え～～、アルゼンチンから来てるの？？」と私の第一声。
ヒマラヤトレッキング1日目。朝早くからカトマンズ空港で、ルクラ便を待っている時のことだった。
朝5時半頃カトマンズで住んでた家を出て、空港についたのは6時頃。曇りで霧が多いということで、なかなかルクラ行きの飛行機が飛ばなかった。ゲート近くのベンチには、ルクラ便を待つ旅行者で一杯。それぞれ、心配そうに窓から外の天候をみたり、携帯をみつめていたり、同伴しているガイドに状況をきいたり。（ヒマラヤトレッキング スタート、ルクラへのフライトは天候悪くキャンセル - ネパール）
隣に座っていた女性に声を掛けられ、話を始めたところ、彼女達はブエノスアイレスから来たとのことだった。びっくりした理由というのは、一緒にヒマラヤトレッキングに行く友人と、その前の日にアルゼンチンの話をしていたからだ。
「アルゼンチンのグレーシャーを見に行きたい！」とのことで、その日の夜インターネットで彼女の言っていたグレーシャーについていろいろと調べたばかりだった。
そして、次の日空港でアルゼンチンから来た旅行者に話しかけられるとはなんという偶然！！
彼女達も旅行が大好きで、アルゼンチン国内も良くトレッキングに行ったり、キャンプに行ったりするということで、アルゼンチンの見どころや楽しみ方のティップスを教えてもらった。こちらはもちろん、日本の情報を提供。
なかなか飛行機が飛ぶ気配もなく、旅行の話から、アルゼンチンでの生活や仕事の話になり...働き方という話にまで及んだ。よくよく話をしていると、同じというか...関連性のある業界での仕事をしているようで、会社名もお互い良く知ったところにあったりで、更に話がはずんだ。
そうしているうちに、外は雨。その雨も強まってきて、いよいよ飛行機は飛びそうにない。（逆にこの中を飛んでいく...のは恐ろしかったり。
）そうしている間に、私たちの乗る予定だった飛行機はキャンセルが決まり、空港を去ることになった。
彼女達はまだ残るようだったが、最後にお互いのLinkedinの情報交換。
その後、私達は2日目もルクラ便が欠航となり、エベレストの近くまでいって肉眼で見るというトレッキングはあきらめ、かわりにポカラへ飛び、アンナプルナトレッキングを行った。ルクラへ飛ぶことができたら、エベレスト街道の拠点のどこかで再開もあっただろうけど...とても残念！
帰国して、彼女達からのLinkedinのメッセージを見つけた。でも、内容は彼女達のメッセージは私達がカトマンズ空港を去ったすぐ後のもので、彼女達がその後ルクラへ飛び、エベレストベースキャンプまでトレッキングができたかどうかはわからない。
元気で旅行をエンジョイしているといいな。
