カトマンズから帰ってきた理由のひとつが、ハローワーク。(トランジットでスリランカに1泊

今年3月で60才になった。ここ数年の風潮からか、私の働いていた会社も65才まで働いていいよ...となったけれど、なんだか悶々と定年以降の自分の人生について、ここ何年も考えていた。

30才始めに、日本へ帰国した頃からこの会社にお世話になっていた。こんなに長く務める予定はなかった。主人(その時はまだ結婚してませんでしたが)との約束では2~3年勤務したら、オーストラリアに帰ろうという予定だった。

しかし、働きだしてすぐ妊娠、結婚、出産、子育て...が始まり、仕事も面白いし、主人や子ども達との生活も忙しくて大変だったけど、とても楽しくて、あっという間に私は60才。その間も、主人は海外単身赴任したり、子ども達はカナダやアメリカ留学したり、私は私でシンガポール勤務があったり、遊園地でジェットコースターに乗ってたり、メリーゴーランドに乗ったりのような毎日。

今では、子ども達も大学を卒業して社会人。主人は一旦早期退職したものの、また企業で働いたり、なんだかおもしろい趣味にはまっていたり。

私はというえば、以前だったら断然、大学院に戻って博士号をとりたい...なんても思っただろうけど、60才過ぎてとれるのか?また、博士号を取ってどうするのだろう...なんて変なことも考えたりで悶々とする日々。そんな中、昨年お正月にちょっと面白いオンラインコミュニティに参加して、たくさんの方々のお話を聞いたり、そこで紹介してもらったコーチングのクラスに参加して自分自身を見つめてみたり... 少しずつ自己開示などもし始め、それによってまたフィードバックを頂けたり。

60才過ぎの私の人生についてお話をしていた時に、

「新しい人生が始まるんだね~。楽しみだね~」

と言ってくれた友人がいました。私は長く務めた企業を退職するか、退職せずにまだしばし勤務するか...ばかり考えていましたが...『新しい人生』、私の人生の第二章の開始と思ったら、それなら早く始めよう...と爽やかに定年退職を決断することができました。(ブログ「企業で務め続けること、定年退職」)


ということで、東京に戻って2日目にハローワークへ。できたらしっかりと勉強もして、これまでとは若干違ったお仕事もしてみたい。また、以前働いていたお仕事の関係から、お声がけ頂いているお仕事もあったりでなんだかわくわく。コーチングも続けながら、今後いろいろと模索しながら、一日一日を丁寧に生きていけたらうれしいなぁ。