こんにちは、英語パーソナルトレーナーのAYABEです。
最近どういうわけかオランダネタが続きますが、今日もです
以前、オランダ人に聞いたことがあります。
「英語を話せる」とは?
そこで返ってきた答え。
「オランダ人にとって英語を話せることは特別なことじゃない。
だからアピールにもならない。」
なるほど。。。
ご存知の通り、オランダ人は英語がとても上手です。
オランダ語と英語の言語的な距離の近さも、その理由の一つです。
アメリカ国務省の70年間に渡る調査結果では、
カテゴリー1、Languages more similar to Englishとされています。
(データは英語話者からの視点ですが)
実際のところ、若者やオフィスワーカーはもちろん、スーパーのレジ係、花屋、ケーキ屋、レッカー車のドライバーまで話せます。
私がオランダ語を話せないと分かるや否や、さっと英語に切り替え、そのまま普通に会話を続けることができるレベルです。
とてもありがたい状況ではあるのですが、
かつてオランダで働き始めて数ヶ月目たった頃、そんな英語生活にぐったりしてしまいました。
そして、疲れると人間って思考がマイナスになるんですね
どうにもならないことにも、八つ当たりしたくなってきます
その時の私の頭の中は、
「オランダ語は英語に近くてズルい。」
「私ほど苦労しないで上手に話せていてズルい。」
実際そんなことを、
オランダ人の同僚にも話していたと思います。
そこで返ってきた言葉は冒頭の、
「オランダ人にとって英語を話せることは特別なことじゃない。
だからアピールにもならない。」
そして、こうも言っていました。
「日本人にとっては英語を話すことは特別かもしれない。
でも、みんなができるわけではないからこそ強みになる。
オランダ語と英語では、そうはいかない。」
そうですね
その時、私の頭の中ではミスチルの「終わりなき旅」の一節
高ければ高い壁の方が
登った時気持ちいいもんな♫
がぐるぐる
ちなみに先程のアメリカのデータでは、日本語はカテゴリー4(“Super-hard languages” – Languages which are exceptionally difficult for native English speakers.)とされています。
両者の距離はめちゃめちゃ遠そうです。
日本語話者にとって英語は習得に時間のかかる言語であることは事実。
それは変えられない。
でもだからこそ、できることが強みになるのね!!
と気持ちを切り替えることができた一件でした。