
私は早い 派!
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食事の時間は非常に大事である。
ゆっくり、時間をかけて摂りたい食事もあれば、事情によって時間をかけられない時もある。
現在の仕事をする以前の仕事は、ゆっくり食事をする時間が与えられない場合が多かった。
その前職は自衛官である。
教育・訓練の最中においては、限られた時間しか食事に充てられない。
自衛隊の教育は様々なものがあるが、昇任するために必要な教育・訓練は厳しいものとなる。
朝食、昼食、そして夕食、どれをとっても短時間でかきこまなければならない。
ゆっくり味わって食す時間がないのである。
このような教育・訓練は常に時間に追われるように意図的に作られているためこのような状況に追い込まれるのである。
ここで身につけられた早食いという習性は、普段の部隊訓練でも発揮される。
3夜4日のような訓練でもゆっくり食事を摂る時間がない場合も多々生起する。
こんな時は、食べれる時に早く掻き込んで次の行動に移れるかが肝になってくる場合も多い。
従って、これが、5年、10年、15年、20年と積み重なるともはや修正が効かないところまでくる。
自衛隊以外の方々と食事をすると、自分のペースの速さに驚くばかりである。
最近では、自分のペースをコントロールできるようになったものの、まだ他人と比すると早い。
談笑しながら、咀嚼に留意して、時間をかけて摂る食事は体に十分な栄養を行き渡らせる。
人生を謳歌するためにも、食事のペース、咀嚼、喜びをもって体に栄養分を入れるということは非常に重要であると考える今日この頃である。