おはようございます。仁哲です。

ご訪問、ありがとうございます。

昨日の話に続き、中国語を学ぶメリットについて考えます。

昨日は、中国語を学べば、漢詩が読めて、李白と「対話」できると紹介しました。

本日はもう一人の詩人を紹介します。

 

蘇軾(そしょく、1037~1101年)中国宋代の政治家、詩人、書道家。唐宋八大家(とうそうはちたいか)の一人(唐宋八大家とは中世中国の唐代から宋代にかけての八人の文人をさす名数。)

 

蘇軾は、たくさん有名の詩を作成しました。

そのなかで、特に「題西林壁」という漢詩が有名です。

まず、中国語の詩を見てみましょう。

 

題西林壁            

横看成嶺側成峰        

遠近高低各不同

不識廬山真面目         

只縁身在此山中

 

廬山(lú shān)は、中国江西省にある名山。1996年に世界遺産に登録。

 

次が日本語訳を見てみましょう。

 

西林寺の壁に題す

・横看成嶺側成峰   視線を横に動かせば山脈となり、側から見ればそそりたつ

・遠近高低無一同  遠い場所に近い場所、高い場所に低い場所、どれ一つ同じ姿はない

・不識廬山真面目   廬山の本当の姿を知らなかったのは

・只縁身在此山中   わたしがこの山の中に身を置いているからだ

 

この詩が有名なのは、複眼=「羅生門的視点」から物事を見ることができるからです。

 

「羅生門的視点」については、もう一つのアメブロをご覧願います。

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中国語を学べば、漢詩が読めて、蘇軾と「対話」でき、複眼で物事をみることができるのです。