外国語を学ぶメリットとは? | 多文化共生・国際交流研究事務所
おはようございます。仁哲です。
ご訪問ありがとうございます。
このサイトを訪れる方のなかには、
外国語学習にご関心を持つ方が多いのではないかと思います。
失礼ですが、
外国語を学ぶメリットとは?
について考えたことはありますでしょうか?
就職に有利、外国人と友人となれる、海外旅行がもっと楽しくなる・・・
などなどメリットは、たくさんあると思います。
この問いに対して、語学の達人であるピーター・フランクルさんの考えを紹介します。
ピーター・フランクルさんは、著書『ピーター流外国語習得術』のなかで、外国語を学ぶメリットを二つあげています。
1つ目、まず自分がほかの人にとっておもしろい存在になれるということ。
2つ目、自己のアイデンティティーを確立できるということ。
2つ目のメリットについて、さらに説明が続きます。
自分が日本人であることはもちろん大切です。でも、それは日本にいただけでは非常にあいまいにしか認識できないことなのです。
結局、日本人とは何かなのかがあいまいだからこそ、外国人が日本をどう見ているのか気になるし、日本人論のたぐいの本が続々と出版されるのです。
「灯台もと暗し」、外国語を勉強して、自分の生まれた国からちょっと離れて、自分をちがう環境のなかにおいて活動し、いろいろな人と交流して、また日本にもどってくると、自分のことをもっとよく理解できるようになる。これはとても大きなメリットだ。
ピータ―フランクルさんは、他の著書『美しくて面白い日本語』、外国語を学ぶ前に、まず母国語を磨くことを勧めています。
自分の日本語を磨くことで、結果として、日本語も上達して外国語ももっと学びやすくなるはずだと思います。
わたしは、ピータ―フランクルさんの意見に賛成します。
わたしは、来日してからも翻訳や通訳、語学研修などを通して、常に母国語の中国語を磨くようにしています。そのことによって、日本語や英語などがもっと学びやすくなったことを実感しています。
もし、宜しければ、皆さんのご意見・ご感想を聞かせていただければ嬉しいです。
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追伸
わたしのもう一つのアメブロ「東アジア地域探究のブログ」で、「異文化理解」および「越境する人と文化を通して読み解く東アジア」というシリーズ記事を連載しています。
ご関心のある方は、合わせてご覧頂ければ嬉しいです。
参考文献
・ピーター・フランクル『ピーター流外国語習得術』岩波ジュニア新書、1999年
・ピーター・フランクル『美しくて面白い日本語』宝島社、2003年

