Culture Shock
研究室にインドからの留学生が一人います。
今日、彼女と雑談をする際に、衝撃的な話を聞きました。
1930年まで、インドでは、旦那が亡くなったら、火葬をしたそうですが、
生き残った奥さんは「jump into the fire」しないといけなかったそうです。
つまり、死んだ旦那さんと一緒に火の中に飛び込むという風習。
地方によって風習がちょっと違うところがあって、奥さんが生き残れる場合もある。
その場合、奥さんは髪の毛を全部剃って、一生白い服しか着れなくて、
白いご飯のみ食べて、永遠に外出はできないという決まりだったそうです。
これじゃ、生きてても、生きた気がしないんでしょうね。
今では、この風習はなくなったのですが、家庭において男性の圧倒的な力関係は変わらない。
高等教育を受け、博士学位まで目前にしている彼女ですら、
旦那が亡くなったら、自分も一分以内に死ぬと言っています。
彼女の場合、結婚する前まで旦那の顔も見たことがなく、すべてが親に任せた選択だったそう。
今、徹底的に旦那に尽くすのは、もはや旦那が亡くなったら、自分も生きていけないからだと。
こう話しながら、彼女の表情はとても穏やかでニコニコ、幸せそうでした。
私たちが生きてきた世界とはあまりにも違う人生観と考え方でかなり衝撃は受けましたが、
彼女たちの今までの生活と文化の是非を議論するつもりはありません。
ただ、今の自分がどれだけ幸せなのか、しみじみ感じるこの瞬間です。
世界には色んな形の色んな愛と幸せの感じ方があるんだな~。
Hana