キッチンの間取りをショールームであれこれ練る時、

オープンキッチンIH調理器の組み合わせにすると、油煙が室内に広がりやすい

と説明を受けましたか?

うずまきIH調理器の場合、ガス火と違って上昇気流を生じにくい

うずまき調理台の周囲に煙突となる壁がないので、臭いや湯煙がレンジフードへ効率よく吸い込まれずに周辺へ広がりやすい。

てなことを、私は説明されました。

 

そして、出来上がった ちいの家は、IH調理器の前面と左側面に壁があるキッチン。

あと、キッチンの右方には、自然給気口Φ100。

香りの強い料理や油を多く使う料理をするときは、

自然給気口から強運転のキッチンレンジフードへ 気流まっしぐら。

お部屋の空気もクロスもカーテンも、汚れないOK と、思いきや…

あんまり吸わなかったのね、湯気や油煙。

でも、レンジフードが故障しているわけではなく

強運転中は、玄関ドアを開けるのが重く感じるくらい、しっかり吸引していました。

…にもかかわらず、

大鍋でパスタをゆでると、明らかに カウンター越しに居室へと流れていく湯気えー

カレーを作ると、廊下へ漏れ出ていく香りキョロキョロ

 

問題は、吸引していたモノ

 

冬になると、風を感じやすくなります。

冷たい隙間風ガーンガーン

 ちいの家は、アイシネンでくるむように吹き付け断熱しているので、間仕切り壁やコンセント等々に 気流止めを施工する必要がありません。

(※断熱材の種類や 断熱方法によって、気流止めが必須となるお家も多いので、要チェックです。)

 ですので、分電盤の奥で電気配線を壁から取り出す開口部は、壁内や天井裏の空間とつうつうになります。

 とはいえ、「分電盤カバーが普通に施工されていれば」料理に困るほどの隙間風は、まあないと思います。

 普通に施工されていれば…

 ムウ…!

 分電盤ボックスの下端が グラグラでしたドクロガーン

 だから、ボックスの蓋がきちんとしまっているのに、壁とボックスの隙間から

スースーおばけくん 冷たい風が出てくるのですね

 レンジフードを止めているときは冷気が出てくることはないのですが、

 運転すると、出てくる。

 そして、肝心のお鍋周囲の空気は ダラダラと居室の方へ~~~バイバイアセアセ

 そんな感じの空気の流れができていたようです。

 

 で、工務店に連絡して、直してもらいました。

 工期中にお世話になった 電気工事士のおじさまと、約2年ぶりで感動の再会~ハート

 お元気そうで何よりニコニコ

 

 ですが、ちゃんとビス締めといてください~ブー

 

 ビスの増し締め。

 

 隙間が無くなりましたおねがい

 

 これで安心して、お料理できるし、冷たい隙間風を感じなくても済みますピンクハート

 

 コンセントボックスは、気流止め仕様とか防火仕様とか ありますね。

 分電盤ボックスも、あるのかな?

 昔に建てられたお家では、気流止めが施工されておらず

分電盤と壁の隙間から 外気と壁・天井裏等の空気が 埃と共に流入する 

ということが 結構あるみたいです。

 その場合、隙間風で計画換気ができないだけでなく、分電盤周囲の壁クロスが黒く薄汚れてしまうようですドクロガーン

 

 最近は家電が増えたり、太陽光発電システムが増えたり、200V単独配線が増えたり…と、

分電盤への配線は増えるばかり。

 電気配線は 放熱スペースや、メンテ・リフォームを考慮した造りが必要ですから、

むやみやたらと密閉することは危険です。

 結露も危ないし。

 最近の新築は、そういうことに配慮されているのかしら・・・?