うやくようやく、

キッチンカウンター天板の交換工事が行われました。

交換が必要となった理由と経緯は、過去記事をご覧ください ↓

お宅のキッチン見せて下さい!キッチン交換決定、しかも来年(泣)

 

キッチンカウンター天板&シンクの交換工事

 

キッチンのスキマレスシンク(交換4か月)がぁ~(´;ω;`)

 

Panasonic製の樹脂製(※記事の最後に関連文章あり)カウンターステンレスシンク(商品名:スキマレスシンク)の継ぎ目。

そこには、スキマレスと言いつつも、実際には隙間があるのです。

 

で、その隙間に水分が入り込み、ステンレス部分が錆びたりかびたりするのです。

この部分は、清掃道具が届かないわずかな隙間なので、直すことができません

 

初回設置のもの、1回目交換のもの、共に梅雨時に急激に錆が進行したことから、

使用頻度や使用方法の問題ではなく、室温・湿度により悪化するのではと思います。

 

いったん錆びると、その部分は膨張しますので(住宅基礎も、被り厚不足で鉄筋が錆びると基礎が爆裂しますがそれと同じです)、隙間がさらに拡大し、さらに進行する…という悪循環です。

 

ちいの家では、一度交換したものが、上述過去記事のように再度錆びてしまったので、

「単に交換するだけではまた同じことが繰り返されると思うので、

 仕様自体に問題があると思う。

 単なる交換ではなく、再発防止対策を提案したうえで安心なものに交換してほしい」

とお願いしていましたが、交換工事ギリギリまで提案はありませんでした・・・

 

が、結局、ブログで知り合った施主さんのお宅と同様に(見てる~パーチュー?)、

 工場で継ぎ目にガラスシールを施した天板で再交換することとなりました。

 

ちなみに、交換直前の状態がこちら

 このように、継ぎ目の錆が進行していました。

 

 で、実際の交換工事の様子ですが、詳細は、最初にご紹介した過去記事

キッチンカウンター天板&シンクの交換工事

 と同じ工程なので、今回は写真掲載は少な目。。。

 業者さんは前回とは違う業者さんでした。

 作業は早かったけど、前の業者さんの方が清掃などが丁寧で、シーリングも上手だったかな(笑)

 過去記事でも書きましたが、住みながらの工事では、カーテンの養生は必須です。

 業者さんはやってくれないので、自分でやりましょう…

前回は、ホームセンターで購入したビニルシート付養生テープを使って全体を覆ったのですが、

今回は、連れ合いの看病などもあってドタバタしていたので間に合わず、

とりあえずバスタオルと荷造り紐で、片側に寄せたカーテンを巻いておきました(;'∀')

 

カーテンの束が細くて軽い場合は、くるっと巻き上げて結んでから大きなシートでくるんでおくのが手っ取り早いですね。

 

ちいの家の場合、勝手口ドアよりもこちらのテラス窓の方が間口が大きいので、ここが搬入・搬出に用いられました。

窓枠の養生も必須ですね。(これは業者さんがやってくれました)

 

 水栓金具や配管、IH調理器等は、以前のものをいったん外して再設置します。

 写真は排水口と排水管を再設置している光景。

 

 そして。

 新しく設置されたスキマレスシンクはどんな具合かというと・・・

 まあ、あれですよ。だからね。隙間はあるんです

 Panasonicの営業さんは、「ないんです」ておっしゃるのですが、目の前にあるのですから…

 

ですが、今回の製品は、先述のように、継ぎ目にガラスシールが施されています。

 「これです」と示されたわけではないので断言はできませんが、

 おそらく、写真でうっすら帯状に見えている、この部分がガラスシールではないかな、と勝手に思っています。

 

 ガラスシールの耐久性を訊ねてみましたが、長期の実績がないためわからないとのこと

 とりあえず、今できる最大限のことはしていただいたのですから、

 大事に使うしかありませんね。

 

 この工事で唯一残念だったのは、業者さんが、カウンター天板の清掃を行わずに帰ってしまったこと

これ、工場出荷時に清掃しなかったのかなあ…前回の工事ではこんなことなかったのですが。。。

  自分で気づいて拭きましたが、黄色の布巾が真っ白の粉粉状態になりました・・・ショボーン IH調理器を再設置する前に拭いてほしかったなあ。

調理するだけでなく、加熱調理器具があるのですから、粉塵は予め除去してほしかったです。

 

 ところで、施主さんに2点ほどお知らせしたいことがあります

 

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 1点目

スキマレスシンクの継ぎ目の錆について、私は以前に国民生活センターへ報告しています。

 

国民生活センターでは、平成24年3月1日付広報で、

「システムキッチンのステンレスシンクの錆に注意!」 

という検証結果報告と業者への助言・消費者への啓蒙を行っています。

 ウェブで読めます。冒頭部分はこんな感じ下矢印

 

 これはこれで役に立つ情報です。

ステンレスは錆びないと思っている消費者が多いが、そうではないこと

メーカーによって、ステンレスの配合素材が異なること

●メーカー側も、錆びないようなことを謳って誤解をさせないように

 また、錆びないように適切な手入れ方法を啓蒙するなど販売時に工夫すること

等が注意喚起されています。

 

しかし、ちいの家のような事例は、上記とは違って、「消費者が自分では注意も手入れも不可能な部位の錆び」なのです。

 

それと、このカタログ記載

 誤解を招くと思うのです

 だから相談しました。

 また、私の他にも、同じ状況で悩んでいる消費者がいることも伝えました。

 

 話はきちんと聴いてくださいましたが、まとめると、

 

●国民生活センター側から特定の業者へ指導や勧告をすることはありません。

 

●この相談は消費者本人からの相談しか受け付けません。

 それとも、集団訴訟でもお考えですか?(←んなこと私は一言もいってないですよw)

 

錆びてるというけれど、キッチンとしてちゃんと使えているのでしょう?

 錆びたからといって、水漏れするとか、健康被害が出たとかじゃないのでしょう?

 

●一応、相談があったということは、全国レベルのデータとして集積されるので

個々の消費者が(相談ではなく)「報告」という形でお電話くださることには、

まあ意味があるかもしれません。

 

●カタログ?見ていないのでわかりませんが(電話なので…)

 問題かどうかというと、それほど気にするレベルでしょうか?

 

 とのことでした。

 ふう~ん。

 てなわけで、それぞれの消費者が個々に報告すれば、データは全国レベルで蓄積されるそうです。

 他の方のブログを拝見していると、

Panasonic製に限らず、他社製でも同様のトラブルは生じているようですから、

報告数が増えれば上述の報道のように実証実験が実施され、

今後の各メーカーの仕様やカタログ記載が変わるかもしれませんね。

 

 Panasonicの営業さんのお話では、

 ちいの家の場合は、

初期不良による錆びであることが明らかだったので、無償修理(交換)という対応をしたが、

設置後年数が経過している場合は、経年変化によるものか区別がつかないので

対応は変わってくると思われる、

 とのことでした。

 

 つまり、

時間が経過すればするほど、(たとえ初期不良でも)有料修理となる可能性が高く、

かつ、

施主へ「錆びてませんかぁ~?」と連絡が来ることもない

ということです。

 

おそらく他社製品でも同じことだと思います。

 

 ですので、気になってる、という施主さんは、早めに相談なさった方がいいと思います。

 

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2点目

 

 一般に、人工大理石カウンターは、汚れや傷がついても、研磨することによって補修が可能です。

 しかし、研磨痕が後々、染みになって目立つという話も耳にします。

 Panasonicの営業さんによれば、同社のそれは、素材が大手他社とは違うので(エポキシ樹脂だと思うのですが、彼は「アクリル樹脂」と言っていました…)、

 汚れが浸みこみにくく、また、研磨しても痕が染みのように目立つことはない、とのことです。

 

 ここからは、私が調べた情報ですが、

 最近、多く採用されている人工大理石カウンターの素材は、

パンダアクリル

パンダポリエステル

パンダエポキシ

 が主要なものです。

※エポキシ系は新しいものなので、「人工大理石ではありません」と記載されている業者さんもあります。

 その辺の定義は、あいまいなようです。

 要は、「本物の大理石を一切含んでいない」という認識だと思います。

 

 最も多いのがアクリル系(メタクリル樹脂含有)だと思うのですが、

これの欠点として、研磨した部分が他の部分と違う色になってしまうことが挙げられるようです。

 また、耐熱温度は最大でも260℃程度とのことです。

 

 ポリエステル系は安価なため、マンション等に量販されることが多く、かつ、表面をアクリル変性させることで、昔のものより美観性も高くなっているようです。

 ただ、表面の傷補修痕は目立ちやすいです。

 そして、硬いものを落下させるなどにより割れやすい

 ちいの家のバルコニーに使われているFRP防水と同じです(FRPも不飽和ポリエステル樹脂)。

 

 一方のエポキシ系は、強度が高く耐熱温度360℃とアクリル系より優れていますが、

以前は紫外線等による変色が難点とされてきました。

 この課題を克服した素材が、現在のキッチンカウンター等の建材に使われている商品となっています。

 また、以前の人工大理石は、カウンターとシンクの一体成型ができなかったので、同じ素材同士でも接着箇所が生じていたのですが、

 現在のPanasonic製品では、一体成型が可能なようです。

 もっとも、ちいの家ではシンクはステンレス製ですが…

 そして、エポキシ系は研磨痕が目立たない、汚れも浸みこみにくいという長所を持っています。

 ちいの家の場合…

 入居1年半以上経過…したものの…

 交換工事を挟んだので、実際には最長10か月の使用経験爆  笑

 …という短い経験の中では、特に不都合はありませんでした。

 コーヒーとかカレーとかこぼしたことあるけど、スッキリ拭き取れました。

 

でも(あくまで予想ですが)、

研磨痕は「ない」わけではなく「目立たない」、

「汚れない」わけではなく、「浸みこみにくい」

という宣伝なので、期待し過ぎないように愛用しよ~っと思っています。

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そんなこんなで、ドタバタしながらの工事でしたが、何とか終えることができました。

営業さんや職人さんとお話しする中で、豆知識も色々仕入れたので、また記事にできたらなあと思います。

 

久々(?)に長くなっちゃった。

書いている間はちょっぴり現実逃避…(∀`*ゞ)エヘヘ

 

いい夫婦の日。

私は夜まで仕事だったから、今日は連れ合いに会いに行けなかったけどショボーン

電話でいっぱいしゃべったもんねラブラブハートラブラブピンクハート