しかし思い返すと、以前オーダーで作った長財布をなぜ二つ折りのミッレフォッリエに変えたかと言うと、当時異動となって会社でのランチを外で食べるようになり、デカい財布を持ち歩くことが億劫になったからでした。
ズボンのポケットからはハミ出すし、手に持ち歩くには大きすぎるし…と感じてコンパクトな財布にしたんですね。
けど数年前から再び社員食堂のある場所での勤務となり、ランチや飲物なども社員カードで食べて給与天引きになるし、通勤もモバイルPASMOだし、結局財布って平日はまず触ることがなく、今は持ち運びや大きさよりも革のエイジングに対する興味が強くなっています。
また２月の記事でエムピウ・ミッレフォッリエのコードバンモデルの話をしましたが、ミッレフォッリエって使いやすい財布なんですけど、唯一使っていて気になるのがカード入れには数枚まとめてカードを入れるスタイルなものですから、どうしてもカード同士がこすれ合って傷がつく、という部分が気になるんです…
細かいことなんですけど、クレカオタクとしてはお気に入りのカード表面が傷だらけになるのがイヤなんですよね…（極力タッチ決済にしたり、あるいはAPPLE PAYにするだけのためにi-Phone8を１万円で買ったりもした 笑）
これらを解決するには１枚ずつ収納するタイプにするしかないのではないか、そもそもまた大きい長財布にしてもいいのではないかと思うようになり、どうせならまた長財布を新調してみようかなと思って、以前パターンオーダー＋αでカスタマイズしてもらった工房に再度カスタムオーダーをお願いしました。
お願いした財布は、元々工房が出している既製品のモデルに、私が「ココはこうして、あそこはこういう風に…」とカスタマイズしてもらった、前回の私仕様をベースに（もう８年も前なんですね…）、さらに使い勝手を上げるリクエストをして製作してもらいまして、実は同じモノを２つ作ってもらいました。
8年前の記事
１つはオリジナルモデル同様に、写真にある外も中もブッテーロ（ヌメ革）、もう１つは外がコードバンで中がブッテーロ（ヌメ革）です。
以前作ってもらったモデルは既製品モデルの札入れのマチ部分を広げてもらったことでお札やカードなどの出し入れがしやすく、カード自体も６枚から１２枚に収納数を増やしています。レシートなどをサっと入れられるポケットも１つ増えたので、カード、レシート、札、小銭などの収納力は何の問題もありません。
ただ札入れ部分に６枚のカードが入るカード段を左右に作ったのですが、やはり右利きだと右側にあるカード入ればかりを使うので、今回は左のカード入れを間仕切りの右側に移しました。
最近はキャッシュレスにこだわっているので銀行のATMから現金を下ろすこともなく（昨年の１月に10万を下ろしてから、もう１年以上ATMから現金を下ろしておらず、しかも半分以上まだ残っている…）こんな札入れがデカい財布は不必要なのかもしれませんし、そもそも中に入れるお金よりも財布代の方がバカ高いワケですが（笑）、とりあえず納品されたら日焼けさせてから使う予定です（ＧＷごろに完成予定）。
↓店のオリジナルモデル（ここからカスタムしていきます）
