2015年に普段使い用として購入したグランドセイコーのSBGA011。機械式とクォーツのハイブリッドと言えるスプリングドライブ機構を持ち、スプリングドライブの中では随一の人気を誇るモデルですが、このたび旅立ちました。
この時計はとにかくチタン製なので装着感が爽快で軽く、夏でも苦になりにくい時計でした。精度は当然機械式とは比べ物にならないほど正確で、数か月間時刻合わせは不要です。
そんなこんなでこの約8年もの間、平日はほぼこの時計をハメて会社に行っていたと言っても過言ではないのですが、一方で新鮮味がなくなってきていることは否めず、メンバー刷新対象にはなっていました。
ただ長年の相棒であっただけに、本当に手放してしまうかどうか迷いましたが、何か変化を起こさないと何も変わらないので、思い切って旅立たせました。
別れる時はキレイに拭き、これまで約8年もの間の労いを念じ、1つひとつの傷をなぞって発送しました。ここまで長い間一緒に過ごした時計も少ないので、妙におセンチになりましたが、きっと次に入手した人がかわいがってくれることでしょう。