自分の身体であっても、そのパーツの機能や位置を勘違いしていたり、パーツ相互の繋がりや可動範囲を正しく理解していなかったり、は結構多いようです。

 
正しい知識をインプットするだけで、身体の使い方が変わります。
更にストレッチを加えるとより良くなるはずです。
 
 
勘違いしていないか…
身体のことをもっと知っていおくことはとても大切だとしみじみ感じています。
 
歌うために身体使い方の勉強を始めるまで、殆ど意識したことが無かったことの一つが舌の機能です。
 
 
舌って何のためにあるのかと訊かれたら…
先ず、第一に味を感知するためと言ってしまいそうです。
その次が、言葉を発するためと。
 
 
ところが…
これらは舌が担う機能の一部ではあるものの、最も重要な機能ではなかったのです。
 
舌はの大きな役割は、食べものを咀嚼するために、口の中に入ったものをあちこちに撹拌することです。
ですから、舌は中々大きな筋肉がついています。
また、舌の根元は咽喉のかなり奥の方にあり、咀嚼した食べ物も飲み込む動作のときにグッと力が入ります。
 
 
一方で…
食べ物を飲み込むときには気道が閉じていないと、誤嚥が起きて、むせたり、最悪には命に関わる事態になったりします。
 
 
舌の根に力が入ると、身体は飲み込む動作の前段階と判断して、気道をいつでも閉じられるように構えます。
 
このことが良い声を出す動作とは背反します。
 
良い声を出すには、気道を広く開けて一定量の呼気を送り続けることが必須ですが、これを邪魔するのが舌の根に力が入ることです。
咽喉が締まり易くなり籠った声になります。
 
 
舌は、攪拌や嚥下の機能を満たすために、とても大きな付いていて、その根っこは思っているより遥かに咽喉の奥なのです。
 
舌を出しみると…
できるだけ長く口の外に舌が出るように
長〜く、長〜く出してみると舌の根に痛みを感じます。
舌の根の大きな筋肉達がガチガチに固まっている証拠です。
 
 
舌先を口腔の内側に付けたままで、舌を右回しで5回、左回しで5回。
一呼吸置いたら、反対に左回しに5回、右回しに5回。
 
これを1セットにして、フとした空き時間にストレッチ❗️
 
 
マクスをかけているのが当たり前である昨今は、ストレッチの機会が多くなってるとも言えます。
 
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