前回のブログで、久しぶりにプロ野球を見たなんて語っていたら、私のプロ野球人生(?)を震撼させたひとりの大投手を思い出しました。
バルセロナ五輪で破格の記録を作り出し、ヤ○ルトス○ローズにドラフト1位で入団した、伊○智○投手です。知る人ぞ知る、高速スライダーの名投手。私は当時、ただの野球好きの小学生でしたが、幼ながらにこの人は何かが違うと感じていました。今でこそ野球を見なくなってしまったので比較のしようがありませんが、多分○坂投手と彼は、私の中で本当に怪物級の投手でした。そして衝撃度だけなら、伊○投手の方が断然上な気がします。(←しつこいけど私の中でです^^;)
もともと野球の何に魅力を感じて見始めたのかというと、これも相当前にテレビで放映していた『ミ○ク○ジ○イ○ン○童○く○』(笑)というアニメだった記憶の方が強いのですが(笑)あとは野球って、やっぱり守るより点を取って攻める方が見ている側は面白かったので、どうしても注目してしまうのは野手ばかりでした。私の野球論は、投手は抑えるものじゃなく、打たれてナンボ。投手を打ち砕いて点を取るスポーツなのだ!という勝手な観点から見ていたので、特別投手に注目するタイプではありませんでした。だからといって如何にもな長距離打者、主砲に注目するタイプでもありません。だから私が初めて投手って凄い、この人だけは、打たれる姿を見たくない、と思えたのが伊○投手です。初めて見た試合はきっと、この『伝説』の試合より前だった記憶がありますが、もう、この試合をリアルタイムで見ていたことだけは覚えています。野球をずっと見て来た方なら誰もが知っている、伊○投手が球団タイの16三振を奪いながら、敗戦投手になってしまった、あの『伝説』の試合です。対巨○。味方の援護なく9回に篠○選手にサヨナラホームランを打たれた、あの試合です。私は巨○ファンだとこのブログでも公言していますが、この試合だけは伊○投手に勝たせて欲しい、お願いだから誰も打たないでと願って止まなかったことを覚えています。恐らくこの年だけは、伊○投手が先発の時に限り限定ヤ○ルトファンでした(笑)
彼は、どう例えたらいいのかな?綺麗に表現するなら、流れ星のような、神様のような、そんな投手だったと思います。一瞬の輝きだったけれど、あの一瞬は、彼の中で何十年も輝いているような気がします。彼のピッチングフォームはとても綺麗でしなやかに見えるのに、放ったボールはドえらいスピードを叩き出して、そのストレートだけでも破格なのに、最後に待っているウイニングショットはスライダー。こんな配球されたら、打者はたまったもんじゃなかったんだろうなぁ。あのスライダーを捨てるとなれば、狙うのはファーストストライク(ストレート)しかないわけで。でも、ストレートも150キロを越えているわけで。私はプロ野球で初めて彼を見た時に、野球は、如何に素晴らしい投手を育てられるかが大事だということに気付きました。どんなに素晴らしい打者を揃えても、素晴らしいピッチングをされたら、点を取ることが出来なければ、勝つことは出来ないのです。逆に、打たれさえしなければ、点を与えなければ、負けることはないのです。伊○投手は、正にそんな投手でした。打線の援護の少ない投手だった記憶がある反面、同じくらい相手打線に点を与えない投手だった。
ルーキーイヤー、登板した試合は殆ど完投。酷使が祟って、シーズン途中でその肩は壊れました。その年、ヤ○ルトはリーグ優勝を果たしたけれど、伊○投手はマウンドにはいませんでした。酷使も囁かれていたけれど、何かもう、全てが彼の運命だったのかなぁと。
色々な投手がいます。凄いなぁと思う投手は、それこそたくさん。ただ、その人がどれだけ、自分の心に残るかどうかです。その点では、伊○智○投手を超える存在は、私の中では今のところいないかもしれません。
この人だけは、誰にも打たれて欲しくない。
次にこんな投手が現れるのは、いつだろうか。