いま、努力していることが1つあります。
それは、「早食いしないこと」なのです。

いやぁ、じつは、早食いがお決まりの人生でした。あまり噛まず、味わうこともなく、つめこむように食べること。
そんな自分がスキ!だなんて若い頃は言いながら、内心の「ほんとはいやだ」という声を無視してきました。

特に内蔵も健康なのですが、なんとなく本気で早食いをやめてみようと思いまして、ひとつひとつの食べ物の、におい、味、噛んだときに出る汁の風味などを楽しみ、身体を労るように食べるようにしてみました。

いつもよりおなかいっぱいになるものですね。
きのうの夕飯は、穴子の天ぷら、シメサバ、ほやの刺し身、金目鯛の炊き込みご飯、ミニトマト、こんにゃく田楽、ピーマンの酢漬け、だったのですが、ふだんならペロッとたいらげてしまうところを、旅館にきたようにゆっくりと楽しんでみました。
まるでものすごい御馳走だったように感じます。(実際、わたしとしては御馳走なのですが、)

長年の癖を変えるときには、必ず古いものが強くなってきて逆戻りになりがちです。脳ってそういうもの。ですが、新しい価値観をみにつけるというのは、交換で、素晴らしい発見があるものですね。

そんな話でした。