松風園に蹲は2つあります。一つは内露地に古くからあるもので、蹲と湯桶石が一体になった珍しいものです。

蹲の周りには、その他に前石と手燭石があるだけで非常に簡素な構成です。

しかし、簡素なだけにそれぞれの石がしっかりと存在を主張しています。

もう一つの蹲は広間の待合の前に据えました。

これは高さが3尺くらいありますので、おそらく手水として使われていたものだと思います。

これを深く埋め、蹲いに利用することにしました。

本庭の片隅に設置しますので、光悦寺垣で少し空間を仕切りました。

背景には、黒松を植栽し、その横には野趣を出すためにクサソテツを添えました。

寄りつきの間からよく見えますが、この手水もかなりの年月がたっていますので、周りの緑とすぐになじみ、寂た風情を醸し出しています。




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