松風園には茶花を集めた茶花園を設けています。

これは、茶室利用者に使っていただくためと、四季折々の花で来園者に楽しんでいただくためです。

一般に露地に花ものは植えません。それは茶室の床に生けられた花を際立たせるためです。

当然、露地から見える範囲にも花はありません。

しかし、ここは有料庭園の性格も持っていますので、露地の外周はあえて茶花園としました。

本来、茶花は「足で生ける」という様に山の中を歩き回り、早め早めの花を見せることがもてなしの心であるとされています。

朝がゆで有名な京都の瓢亭さんにも離れに茶花園があるそうですが、ここは亭主が好みの花を育てているらしく、一般には開放されていません。

これも、亭主が一番いい時期の花を生けるのに、茶花園が必要だと感じられたからでしょうか。


何れにしろ、ここにはたくさんの茶花が「花は野にあるように」育っています。

その意味で、松風園は山野草の撮影スポットでもあります。


chabana