#9 真意なんてホントは
言葉は選んだ方がいい。
機械でも人でも使い方がある。
だからその時々、場所、人を選んで話したほうがいい。
それが誤解を招く時だってあるし、味方が減ることだってある。
そう教えてくれたのはアンプロ先輩だった。
四角い学生?
そんな次元じゃ済まされねーぞソイツは。
ファンタジー満開な生き物連れてきやがってからに!!
あきらかに、水木しげるワールドじゃねーか!!
ハッコン。
箱型だけにハッコン。
やかましいわ・・・
アダチテメー!!
ハッコンだかズッコンバッコンだかシラネーけど、
訳分かんねーヤツ連れてくんじゃねーぞこのヤロー!!
何が、『出会ったから連れてきただ!』
こちとらピクニックしてんじゃねーんだぞ!!
君も僕らと友達になろうよ!!
ってmixiか!!!
マイミク登録お願いしま~す★てか!!
やかましいわ!!
悪いヤツの定義を教えてくれホクロ先輩よ・・・
ニュースで犯罪犯したヤツの顔写真が出たら決まって、
『犯罪しそうな顔だね~』
っていうアレか?
見た目か?
見た目だけならお前のヨコにいる歯抜けたオッサンも、相当きてるぞ・・・
お~
まさかのウェルカムマイホーム。
ノリが中学生っぽくていいね~。
ってアホか!どたわけが!
何で見ず知らずの箱型ヤローの家にいかねーといけねーんだよ!
常識で考えたらおかしいだろ!
・・・・・
ただ、
そんな常識も、もしかしたら簡単に覆されるかもしれない。
頼むぞ・・・・・
常識ある行動しようね・・・・
わしが言ってんのは・・・
君達だぞ。
分かってはいると思うけど・・・
さすがに、未確認生物の家には行かないとは思うけど・・・・
やっぱりかぁぁぁぁっっ!!!!
お前らには危険装置というものが体内に付いてないのか!!
バカなのか!?
ホントにバカなのか!!!??
あんなバカな先輩を持った自分が恥ずかしい・・・
いたいた。
全然知らないやつの家でも平気で遊びに行けるヤツ。
友達の友達なんて全く知らないのに、
平気な神経で遊びに行けるヤツ、いた!!
物事の意味を考えるなっていつも親父が言っていた。
本質なんてただの後付けだ。と
正解は自分の頭の中にあるんだと・・
一期一会の意味・・・
千利休は何を思い、お茶をたてたのか。
父さん・・・
おかげ様で僕にはあなたの言葉の真意なんて全く伝わってなかったよ。
そんな体質になっていたら、僕もそうなっていただろう。
ハッコンという少年に出会って分かった。
see you next。
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#8 また明日来てくれるかな?
~はるか宇宙~
アダチが空を飛んで20分。
拝啓ライト兄弟さま。
あなた方が血の滲む努力の末、飛行機というものが開発されました。
我々はとっても感謝しています。
だってその発明が進歩を遂げて、今では世界を旅することが出来るんですから。
だからあなた達兄弟は人類の誇りだ。みんなそう思ってますよ。
・・・・・でもね。
その感謝も昨日まででしたよ。今までご苦労さまでした。
いたんですよ。
自力で空飛んじゃう空気読めないバカが・・・
コイツです。
KYアダチです。
しかし悲しきかな。
薄らハゲと、ホクロと歯抜けは、そんなKYアダチを
まだか、まだかと首を伸ばして待っておる次第。
そんなどこの馬の骨とも分からないヤカラの持ってくる食べ物に期待してどうする!?
そんなもの食べるくらいなら僕はう○こでも食べて生き延びるね!!
この非国民どもが!!色にまで溺れやがって!!!
忘れ難し大和魂ぞ!!吉田松陰先生も泣いとるわ!!
幕末なら死刑ぞ!!!
それしか脳がねーのか!!
そんなだから、頭皮も 『あ、コイツの脳みそは守らなくていいや♪』
って判断してハゲるんじゃ!!
・・・・・まぁ、僕もするけどね・・・・
僕は毛があるからいいんじゃ!
その時、もの凄い音が辺りに響いた。
戦中の人間ではないのだが、おそらくB-29という恐怖のアメリカ機もこんな凄まじい音で飛んでいたんだろう。
容易に想像できた。
僕は真っ先に逃げようと思った。
そう言って、ハセヤン先輩が空を指した。
その指の先には、ソレがいた。
なんか・・・・・・
願わくばその先にある、林檎の木をいただきたい・・
願わくば君の持ってる、エゴン・シーレの作品が見たい・・・
願わくばお前の脳の断面図を見せてみろ・・・
去年の夏に、店長が言った。
『勉くん。君、来月からバイトの時間削ってもいいよね?』
僕は苦笑いしながら
『あ、はい!大丈夫です!!』
と答えたが、内心は泣きそうだった。
何事も準備が必要だと思う。Plan、d、cとはよく言ったもので、
企画、実行、結果でしょ?
そんな懐かしい記憶が僕の脳裏に出てきた。
see you next。
#7 空飛ぶ魔法の
僕が中学3年生のとき、友達数人を誘って渋谷まで遊びにいったことがあった。
類は類を呼ぶといったように、僕の周りの友達も見た目はひ弱で
ゲーム好きなオーラをかもしだしているグループだった。
そのせいだろう。
案の定、渋谷に降り立って30分もしないうちに僕たちは怖いヤンキーグループに呼び止められていた。
その中でも目が細かった僕は真っ先にターゲットになった。
そして、ヤンキーグループのボスが僕の胸ぐらをつかんで思いっきり腕をふった。
『殴られる!!』
そう思った次の瞬間、吹き飛ばされていたのは
ボスのほうだった。
何が起きたのか分からなかったけど、殴られる前にそのボスを殴っていた人がいた。
まだ高校生くらいの男の人だった。
『大丈夫か?』
その人はそういって、残りのヤンキーたちをわっさわっさと倒していった。
これが僕とアンプロ先輩の初めての出会いだった・・・
気絶している間、僕はそんな昔の夢を見ていた。
もうこんな星は嫌だ。前みたくアンプロ先輩だって助けてくれやしない。
そう思った。
何だってあんな石が飛んできたんだろう・・・
こんな星にいたんじゃ命がいくらあっても足りやしない。
病院も何もないところで、今こうして生きているのは奇跡的に助かっただけだ。
?
何だ?人がせっかく感傷的になっていたのに・・・・
出た。こいつ(アダチ)か・・・・
何ニヤニヤしてんだこのヤロー・・・
だから何なんだってコイツ・・・
意味分かんねー事してんじゃねーぞ・・
ん?
はっ!!!
ま・・まさか!!!!
し・・しまった・・!!!!
オ~マイガ~ッ
よりによって、何で応急処置の包帯がヤツの腕の『アレ』なんだよ!!
うん!そうだね♪
この北斗の拳使用の小物で、お揃いのファッションでキメて原宿でも繰り出そうよ!
・・ってやかましいわっ!
こんなもん頭に巻いて出かけた日には
ピーコあたりに何言われるか分かんねーぞ!!
あ~聞きたくない!聞きたくない!
これ以上あのバカの言ってること聞いてたら頭が爆発しそうだ!
人類初の怪奇殺人でも犯していまいそうだ!!
あ~聞きたくない!何も見たくない!!
神様、どうかヤツめを一刻も早く僕の目の前から消してください!!
とてつもない音が辺りに響いた。
僕はいつもの現実逃避のおかげで、何が起こっていたか全然知らなかった。
現実に在り得ないことが起きると人は、パニックになってしまう。
そもそも現実って何なんだ?常識って何だ?
サルからすれば我々、人間が飛行機に乗って旅していることも
携帯電話で海の向こうの人を話しが出来ることも現実離れした結果じゃないのか?
染乃助染太郎が傘で玉まわす芸なんて奇跡だろう。
と、強がってはみたけれど、僕はずっと耳をふさいでいた。
パルル星の人達が空を飛べること。
地球では起こりえない『何か』が起こった星だということ。
そして人類の進化によって不可能なものまで可能になってしまったこと。
その現実を受け入れるまでどれくらい時間がかかっただろうか・・
アダチが帰ってきたのは、20分くらいたった頃だった。
see you next。































































