今回は先日退去のあった築30年の自社収益物件の原状回復工事の一部をご紹介したいと思います

 

本物件の概要は、鉄骨造、3DK(和1室・洋2室・DK)、4階でエレベーターなしで駐車場込みで64,500円の物件です

 

 

本物件は将来的に売却する予定はなく、出口設定として築40年で貸し止めの予定なので、すると残り10年となるためそんなに費用をかけるわけにもいきません

 

また、築30年ともなると、地方だと築年数だけで客付けも厳しくなるので、正直なところは賃料で調整するほかありません

 

ということで検討した結果、あまり費用をかけることなく集客力を高めるため主なリフォームは以下の5点になりました

 

1,2LDKに間取り変更するも、単に和室とDKの間の引き違い戸を撤去し、和洋折衷のLDKにした

 

2,押入れの中板を撤去し、上板にパイプハンガーを取付け、クローゼット風にした

 また、押入れの中にカラークロスを貼って魅せる収納にした

 

3,洋室の一部の壁にパンチングボードを取付、フックでいろいろな物を飾れるように遊び心を加えた

 

4,ネットでいろいろなものを買う時代なので専用宅配ボックスを設置した

 

5,今やネットはTV同様当たり前に使う時代なので、インターネット(光回線)を無料で使えるようにした

 

原状回復費用は総額で約40万(想定賃料等の6か月分)になりました。

現時点でまだ借主は決まってません。賃料等の見直しもしてません。

本来であれば値下げしないと難しいところではありますが、今はいろいろと物価が値上がりしているので現状維持でもなんとかいけそうな気もしますが、他方賃貸物件の乱築で部屋が余り過ぎている現実もあります。

さて、どうなるでしょう?