沢の上部まで水道をつけたものの、しばらくしてから行ってみると水は流れていませんでした。もうこれは「取水口から300mホースで下まで繋げるっきゃない!」と判断し、ホースを購入することに。当初使用したポリエチレンホースは250円/mなので、300mだと75,000円!ちょっと高い。そこで親父殿にホームセンターを物色してもらったところ、PF管というプラスチック製の電線管を発見。これが50m巻で3,500円。300mでも21,000円のプライス!これに決めました。念のため50mを購入し、実験を行なってから残りを購入。ジョイントも200円と安い。これが購入したPF管。
これを300m敷設します。
ジョイントはこれ。
これをほどきながら歩く。
どこまでも歩く。
この巻いてあるホースは先に解いてしまうと、恐ろしく捻れてしまい、ほどきながら敷設するのはとても大変なので、必ず巻いた状態で少しずつ解いた方が良いです。そしてついに、耕作放棄地まで到達。水も勢いよく出ました!高低差が100m近くあるので、十分な圧力が確保されているのでしょう。何のストレスもなく水は流れてきます。
ただし、この後が実は大変でした。水が引けたものの、次の週に行くと取水口に葉っぱなどのゴミが詰まり、水が流れない状態に。ゴミが入らないようにと、こんな大きめの石を置いてみたけど、またしばらくすると詰まってしまい流れず。
次には小さめの玉砂利を敷いてみたものの、これもしばらくすると詰まってしまい流れず。
もう取水口の上には何も置かない方がいいのでは!と思い、こんな風に流れに沿って直置きにしたものの、水量が大幅に減ることに。
ここまで苦節3ヶ月。この斜めに流れる薄い水を拾うのは難しい!どうしたらいいんだぁ!と親父殿と悩みました。水を拾うために少し溜めようとするとそこにゴミも溜まる。結果目詰まりする。水を溜めないとうまく拾えず水量不足に。むむむ。と、しばらく頭を悩ませてたところ、親父殿が新兵器を開発したとの連絡があり、テストしてみることにしました。それがこれ。塩ビ管に穴を開けてあります。既存のPF管が繋げるようにジョイントも埋め込んであります。


それをU字の鋼管の水が山に落ちる出口にクランプで固定。こうすることで、葉っぱなどのゴミは塩ビ管の表面を流れやすくなり、目を塞ぐことがなくなるうえに、水量は確保できるという、なかなかの優れものかも。と期待しました。
これは大成功でした!1週間後に来ても水量は変わらず!ようやく田んぼに水が引けるぞぉ!

と言っても、田んぼとは程遠いらまだ畔も何も無いただの野っ原状態。とりあえず田んぼにする場所まで溝を掘って水が流れるようにしました。

うーん。ようやく次のステージに行けます。いやー嬉しいですね。水を引くのは大変だけど、水が流れたのは大きな進歩で、ひと段落した感じです。今年は田植えしない予定だったけど、ここまで来ると植えたくて仕方がなくなってきました。早めに水が張れるように田んぼを作りたいと思います。