経営戦略の考え方(15)補足①ポーターの3つの基本戦略とコトラーの競争地位別戦略 | 最短ルートの成長戦略“導線経営”

経営戦略の考え方(15)補足①ポーターの3つの基本戦略とコトラーの競争地位別戦略

前回まで計14回にわたって“経営戦略の考え方”についてお伝えしてきましたが、更に理解を深めるために今回から数回にわけて“経営戦略の考え方”と“ランチェスター戦略”の考え方を併せてお伝えしていきたいと思います。

先ずおさらいですが経営戦略の定義は・・・

競合優位性を持ち、
会社の目的を継続的に達成し得る、
一連の整合性ある施策の集合

そしてランチェスター戦略の定義は・・・

市場地位別の戦い方を指導原理とした
企業間競争における勝ち方の原理原則

ここで思い出してください。「経営戦略の考え方(11)競争戦略における3つの基本戦略」でお伝えした“競争優位を築くための3つの基本戦略です。下の図を見てください。タテ軸に「戦略ターゲットの幅」、ヨコ軸に「競争優位のタイプ」を取っています。

習刊!ランチェスター流@加速経営エクササイズ-porter3S_50

次に下図フィリップ・コトラーの“競争地位別の戦略を見てください。タテ軸に「経営資源の量」、ヨコ軸に「経営資源の質」を取っています。

習刊!ランチェスター流@加速経営エクササイズ-4s_50

もうお気付きだと思いますが上記2つの図、似てませんか?“競争地位別の戦略”はランチェスター流に言うと「市場地位の違い」ですから、ランチェスター戦略に通じています。そしてここで言えるのは市場のポジションによって自ずと戦略が決まってくる!ということです。

先ずタテ軸から見ていくと下図「経営資源の量」が多い場合は上図「戦略ターゲットの幅」が広く取れるのでコストリーダーシップ戦略差別化戦略になります。そして下図のタテ軸で「経営資源の量」が少ない場合は上図「戦略ターゲットの幅」が狭くなるので「集中戦略」の中でのコスト集中戦略差別化集中戦略となるわけです。

次回は下図コトラーの“競争地位別の戦略”とランチェスター戦略のシェア理論との比較でお伝えします。ご意見・ご質問などございましたらお気軽に下記facebookページにてご投稿ください。


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