【 商品・地域・客層の一致とランチェスター戦略 】
先日、東京に行った機会に、
皇居そばの神田錦町辺りでアスリート専用食堂を発見しました。
メニューも野菜メイン、肉や魚メインなど、
バランスとカロリーを第一に考えた献立から選べる事ができ、
専用のオーダーシートで注文する事が可能。
ランナー対象のシャワーやロッカー施設も備えており、
皇居ランナーを中心とした周辺のサラリーマンやOLで、
アスリート系の方を中心とした食堂です。
東京の中心ならではの店だと思います。
ランチェスター経営戦略においても、
商品・地域・客層の一致という概念があります。
マーケティングにおいてはある意味当たり前であるのですが、
広範囲の客層を対象としてしまうと、
そこは大手企業の独壇場となってしまい、競争が激しく、
中小企業が「勝ち易きに勝つ」セグメント市場ではなくなります。
地域と客層を絞り込む事で、他の飲食店とは違う、特化されたゾーンで、
競争優位性を作り上げる事が可能になります。
愛知県の西三河に碧南市という、
日本では有数のナショナル飲食チェーンが少ない地域があります。
人間関係を何よりも重視する西三河の人にとっては、
何処にもあって、誰もが知ってる店よりも、
昔からやっている、知ってる人がやっている店の方が、
親しみすく、安心して利用できる店という事で、浮気が少なく、
大手チェーンが出てきては、撤退していく地域だそうです。
所変われば品変わる、という言葉がありますが、
自社の商品、地域、客層の一致というのを、
今一度、掘り下げて見ては如何でしょうか。
アサヒマネジメント 川端
http://www.asahi-management.com/
ランチェスター経営名古屋
http://www.lanchester-nagoya.jp/