【 敵は内部にもあり 】
お客様により喜んでいただくため、
競合会社よりも質量を多くするため。
差別化という意味でも、
お客様との面談回数を増やしたり、
ひと手間を余計にかける、戦略と戦術を決定する事があります。
その回数の積み重ねでお客さんとの関係性を特別なものとし、
自社の優位性を作り上げる為です。
ところが以前の話ですが、
そのやり方を会議で決定したのにもかからわず、
実行をしない会社がありました。
理由は営業課長の反対で
「そういう事をしなくてもお客さんとの関係性は大丈夫、
手間が増えるだけでしなくても良い」との声、
社長はその声に押し切られて、この作戦を実行しませんでした。
その1年後、行おうとしていた方法を、
競合他社がとって来たために、
この会社は契約を相当数、その競合に取られて失客しました。
社員さんの事を悪く言う気持ちはありませんが、
今、すぐ手を打たなくても大丈夫という場合、
往々にして、現場の責任者が思う事は、
『そんな余計な事を行うのは面倒、やらなくても売上は維持できる」と
現状維持を選択し、行う事をしないケースもあります。
会社の中で、誰よりも先を見て、手を打って行くのが社長の仕事。
戦略とは「将軍の術」
社長が決定した戦略を部下に実行させる最終責任も社長にあります。
敵とは呼べないと思いますが、
「内部事情」に迎合しすぎては、外部の敵にまんまとやられる。
会社を守るため、先を見据えて強いリーダーシップを発揮して、
行くのが、経営者の責務であるとうことは、
私などが言うまでも無い事だと思います。
アサヒマネジメント 川端
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ランチェスター経営名古屋
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