・ロシア大統領の国後島を訪問に対する日本の反応は? ~国民は北方領土問題を忘れていないか~ | アジアの真実

・ロシア大統領の国後島を訪問に対する日本の反応は? ~国民は北方領土問題を忘れていないか~

菅首相「対応措置を検討」 ロシア大統領の国後訪問:日経


 菅直人首相は1日、ロシアのメドベージェフ大統領の国後島訪問について「北方四島は我が国固有の領土であるという姿勢は一貫している。それだけに今回の訪問は大変遺憾に思っている」と述べた。前原誠司外相がロシアのベールイ駐日大使に抗議し、適切な対応をとる考えを伝えたことにも触れ「今後どういった対応をするかは検討していきたい」と語った。


 首相は13日から横浜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に予定される日ロ首脳会談に関し「APECは多くの首脳が来る。どの首脳と会うかはまだ決まっているわけではない」と述べるにとどめた。首相官邸で記者団の質問に答えた。


 仙谷由人官房長官は1日の記者会見で、外相が伝えた「適切な対応」について「具体的な措置について述べるのは控えたい。大統領訪問の事実や訪問時の大統領の言動を踏まえて適切な対応をとっていく」と説明。「状況、推移を見ていかなければならない。ここ数日はもうちょっと見てみないといけない」と冷静に見極める姿勢を示した。


 松本剛明外務副大臣は1日の記者会見で、駐ロシア大使召還の可能性を問われ「含まれるか含まれないかも含めて適切な対応をとっていきたい。必要な対応はしっかり国益を守るためにとっていくという強い意志だけは申し上げたい」と述べた。





人気ブログランキングバナー←最初にブログランキングのご協力お願いします。





 ロシア大統領がこの時期に国後島へ訪問したことは、尖閣問題と無関係とは言い難いでしょう。メドベージェフ大統領の2年後の選挙対策という向きもあるようですが、それだけだと看過することはできません。尖閣問題で日本が取った弱腰対応を見たロシアは、ここでわざわざこういう行動を取ることで、実効支配をより強固なものとするのはもちろん、日本に政治的に揺さぶりをかけ、様子を見ようとしているのは間違いないでしょう。つまり、この後の日本の一手がこの北方領土問題には非所に重要になってきます。上記記事では、「適切な対応をとる」としていますが、いったいどんな対応を取るつもりでしょうか。





 そしてもう一つこの北方領土問題で懸念されることは、昨日のそこまで言って委員会でも言及がありましたが、日本国民がこの問題を忘れていないかということです。中国漁船の問題で、国内には尖閣諸島という名前がマスコミに頻繁に上がり、そこにどういう問題が潜んでいるのかということが国内に浸透しました。マスコミには隠蔽されましたが、この種の問題にはめずらしく、危機感を感じた国民によって国内各地で大規模なデモまで起きました。デモに参加していない人でも、中国へ対して怒りを感じた人は多いことでしょう。そして中国人船長を無罪放免にした民主党政権に怒りを感じた人も多いことでしょう。しかし、今回の件で尖閣問題と同じくらいロシアに対して怒りを覚え、政府の対応にも疑問を感じる人がどれくらいいるでしょうか。私は尖閣問題と比べてずっと少ないと思います。マスコミでの扱いも、尖閣問題と比べればずっと小規模です。




  以前から何度も書いていることですが、領土とは国家主権の最も基本的な要素です。それを戦後65年の長きにわたって外国に蹂躙されているという事実を、国民が忘れかけており、問題視していない。これがこの北方領土問題の最も深刻な点だと思います。この点が改善されない限り、私は返還されることは二度とないであろうと思っています。


 これは民主党政権だけの問題ではありません。戦後の政権全てに責任があると言えますが、現在は現政権である菅内閣に最も大きな責任があるのもまた事実です。ロシアへ対して断固たる対応策をとるのはもちろん、国民の意識向上を早急な施策とするべきです。








人気ブログランキングバナー←このBlogに何かを感じたらクリックして下さい。




参考書籍:

北方領土 特命交渉 (講談社プラスアルファ文庫)


鈴木 宗男 佐藤 優

4062811669




誰も国境を知らない―揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅


西牟田 靖

4795848920