・検察が政治判断ができると閣議決定 ~この安易な決定は後の日本に想像もできない害悪をもたらす~ | アジアの真実

・検察が政治判断ができると閣議決定 ~この安易な決定は後の日本に想像もできない害悪をもたらす~

「国際関係も考慮できる」尖閣事件の船長釈放に政府が答弁書:産経

 政府は19日、沖縄県・尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件に関し、容疑者を起訴するかどうかの刑事処分を検察官が判断するに当たっては「国際関係への影響などについても、犯罪後の状況として考慮できる」との答弁書を閣議決定した。自民党の高市早苗衆院議員の質問主意書に答えた。

 この事件で那覇地検は船長を処分保留で釈放する際に「今後の日中関係を考慮」したと説明。高市氏は質問主意書で「検察官に外交にかかわる政治的判断を行う権限や責任があるのか」とただした。

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 ほとんどマスコミでは話題になっていないようですが、何やら知らない間にとんでもない閣議決定が行われています。先の尖閣事件で船長を逃がした事を地検の仕業だと責任を押しつけようとした管政権でしたが、地検が勝手に政治判断で容疑者の無条件釈放などをしても良いのかという指摘に対し、菅内閣は自らの誤った行動を正当化するために、それが出来ると閣議決定してしまったのです。

 

 閣議決定とはその場限りのものではありません。政権が変わっても基本的には踏襲される継続性のあるものです。この閣議決定のせいで、今後検察がどんなことができるようになるかと言うと、先の小沢氏の事件で言えば、日中関係が悪くなるといけないので小沢氏は起訴せず釈放とか、日本で殺人を犯した中国人でも、それが中国の要人の息子だったりした場合、日中関係を考慮して釈放とか、そんなことができるようになるのです。もはや無茶苦茶です。三権分立もあったものではないばかりか、近代的な民主主義国家の姿を失っています。


 そんな決定民主主義の根底を覆すような決定を、自分たちの失敗を正当化するために平気な顔をして行うのですからこれ程恐ろしい事はありません。あまりにも酷すぎると言わざるを得ないでしょう。

 この安易な閣議決定が後の日本にどれだけの悪害をもたらすかは想像ができません。

 

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参考書籍:


民主党 無策政権の400日
株式会社ムックハウス
B0046W74OS


民主党政権で日本は滅びる (WAC BUNKO)
山際澄夫
4898316190