・小沢氏強制起訴で民主党は分裂・弱体化へ ~小沢氏強制起訴は政界再編を加速させる~ | アジアの真実

・小沢氏強制起訴で民主党は分裂・弱体化へ ~小沢氏強制起訴は政界再編を加速させる~

小沢氏・強制起訴 民主関係者静観や沈黙:朝日

 民主党の小沢一郎元代表が政治資金規正法違反容疑で強制的に起訴されることになった4日、先の代表選で小沢元代表に投票した県内の党関係者は「今後の裁判の行方を見守りたい」とする一方、離党勧告や議員辞職勧告の動きを心配する声も漏らした。

 検察審査会が公表した「起訴議決」について、筒井信隆衆院議員(新潟6区)は「五分五分だと思っていたが、やはり出したか」。今後について「野党は政局にしようと思って議員辞職勧告などと騒ぐだろうし、国民の批判も高まるだろう」とみるが、「形式犯だし、私だったら離党も辞職もしない。小沢さんは法廷闘争をするのだろうから、それを見守るしかない」と述べた。

 田中直紀参院議員(新潟選挙区)は「状況を確認しているところなのでコメントは控えたい」と話した。

 「起訴議決が出る可能性は高いと思っていた」という石塚健県議は「これで小沢さんへの離党勧告などの動きが出るかもしれないが、党にとって小沢さんの存在は大きい。そういう動きはやめてほしい」とした。


【小沢氏「強制起訴」】離党勧告の民主・牧野国対委員長代理が辞表;産経

 民主党の牧野聖修国会対策委員長代理は5日、鉢呂吉雄国対委員長に辞表を提出した。同日の常任幹事会で辞任が正式決定する。牧野氏は4日、東京第5検察審査会の議決によって小沢一郎元幹事長の強制起訴が決まったことを受けて「即刻、判断し、自らが身を退かれるべきだと思う」などと発言し、党内から批判の声が上がっていた。


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 検察審議会による小沢氏が強制起訴決定から1日が経ちましたが、民主党内では議員辞職勧告どころか、離党勧告さえする気配はなく、それを口にした議員が即刻クビになるという驚くべき事態となっています。牧野氏は実質クビになったのか、本当に自分から辞めたのかよくわからないところはありますが、民主党内には今回もまた”自浄作用”というものは全く働いていないようです。

 

 民主党に”自浄”という概念自体が存在していない事はもはやわかりきったことではありますが、それよりも注目されるのはの今後の民主党の行方です。

 民主党内では、牧野氏の例のように既に内ゲバが始まっているようですが、離党勧告も何もされないということであれば、反小沢グループからは当然反感が高まるでしょう。反対に離党勧告などがされれば、党内で多数が存在する小沢グループが反発するでしょう。どちらにしても、党内分裂が加速するのは間違いありません。もともと共通の理念も何もない烏合の衆ですから、対立が深まれば分裂という結論になるのは時間が掛からないかも知れません。

 また、もし離党勧告などがあれば、プライドの高い小沢氏のことですから民主党から離脱する可能性は非常に高いでしょう。この場合も側近や小沢グループの一部を引き連れて行くでしょうから、この場合も民主党は分裂となります。


 私はこの小沢氏強制起訴により、政界再編の流れは加速すると予想します。ただ、それには前述のように、自浄能力のない民主党に対して、追求の激しい目が野党や国民から向けられることがカギになるでしょう。小沢氏を守っても離しても、民主党は分裂、または弱体化へと向かうはずです。




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参考書籍:

民主党政権崩壊へ―日本の混迷、没落を許す国民に未来はあるのか?(OAK MOOK 338 撃論ムック) (単行本)
西村幸祐
4775515438


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佐々木 俊尚
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