・韓国の哨戒艦沈没は北朝鮮の魚雷攻撃と断定か ~朝鮮戦争の停戦破棄には十分すぎる要因~ | アジアの真実

・韓国の哨戒艦沈没は北朝鮮の魚雷攻撃と断定か ~朝鮮戦争の停戦破棄には十分すぎる要因~

北朝鮮の魚雷攻撃と米韓が判断 哨戒艦沈没で韓国紙報道:産経新聞
 6日付の韓国紙、東亜日報は、沈没した韓国海軍哨戒艦の煙突部分から、魚雷に使われる火薬の成分が検出されたと報じた。また、沈没現場から回収されたアルミニウム片を精密調査した結果、魚雷の破片であることも確認。沈没は、北朝鮮の魚雷攻撃が原因とする判断で米韓が一致したと伝えた。米・韓国軍の専門家らによる合同調査団の関係者の話としている。

 この関係者は、回収されたアルミニウムは韓国内の武器には使用されていないとし、「韓国の魚雷ではない以上、韓国海軍艦艇を攻撃する国は1つしかない」として北朝鮮の仕業であることを示唆した。

 東亜日報によると、合同調査団は遅くとも今月中旬までに最終調査結果を発表する。こうした内容は、調査団に参加する米軍関係者を通じて米政府にも報告されたという。



 ご存じの方も多いと思いますが、朝鮮戦争は集結しておらず、1953年に停戦協定が結ばれただけで、韓国と北朝鮮は公式にはまだ戦争中です。これまでも頻繁に国境線や領海線付近で小規模な小競り合いが散見されますが、大規模な戦闘状態になることはこれまで50年以上ありませんでした。
 しかし、今回の事件では韓国軍に46人の死亡者が出ており、北朝鮮の意図的な攻撃であったことが確実となれば(今の時点で北朝鮮の攻撃であると断定しているのは韓国紙の報道であり、飛ばし記事である可能性も否定は出来ませんが)、停戦状態の国が交戦状態に入るには十分すぎる要因であると言えます。
 それにも関わらず、あまりにも静かなのが、被害者である韓国です。敵国に46人もの兵を殺された可能性が高いというのに、北朝鮮へ対する否定的な報道や世論がほとんど起こっていません。4日は李明博大統領が、沈没の原因は事故ではないという声名を発表しながらも、北朝鮮という単語を使用するのを意図的に避けています。日本に対して非常に攻撃的な外交を行う韓国ですが、対北朝鮮となるとまるで日本の事なかれ外交のようです。

 韓国は日本とは比べものにならないほどの人数を北朝鮮に拉致されていますが、この拉致問題に関しても非常に消極的で、北朝鮮に制裁をしたり明確な非難をすることほとんどしていません。日本の対応と非常な温度差があります。これは、金大中大統領時代から行われた太陽政策という、対北朝鮮の融和策が根底にありますが、数十人数百人という規模で自国民を拉致され、さらに軍艦を撃沈され、46人もの死亡者を出してまでも、大きな声を出せないという状態は明らかに異常です。私は、以前当Blogにおいて「北朝鮮は韓国の占領を静かなるうちに終えている」と表現したことがありますが、まさにその状態であると言えるかも知れません。

 一方、この先万が一大規模な戦闘状態になった場合、日本も対岸の火事では済みません。韓国とアメリカの軍事同盟がある以上、北朝鮮が勝利するとは考えにくいですが、北朝鮮は日本に届く弾道ミサイルを持っています。いたちの最後っぺのように、日本へ対してミサイル攻撃をしてくる可能性もあります。また、戦中戦後の混乱で、数千数万人規模の北朝鮮難民が日本に押し寄せる可能性もあります。いずれの場合も、事前に対応策がなされていないと大きな被害と大混乱を招くことになります。

 北朝鮮による攻撃という可能性が大きくなった以上、日本政府は早急に対応策の検討に入るべきです。しかしながら、先日も「沖縄の海兵隊が抑止力になっていることを最近知った」と発言した鳩山氏にそれに気付いているのか、気付いていてもそれを指揮する能力があるのかは非常に疑問であると言わざるを得ません。

参考書籍:
北朝鮮なんでも大図鑑―金正日将軍様生誕65周年記念 (OAK MOOK (141))
4775509098


日本の戦争力 VS 北朝鮮、中国
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