・2008年を振り返って ~来年は日本終焉の年となってしまうのか~ | アジアの真実

・2008年を振り返って ~来年は日本終焉の年となってしまうのか~

 2008年も残すところあとわずかとなりました。今年も大晦日のこの日に、今年を振り返る記事を書いてみようと思います。今年書いた記事を読み返すと、様々な出来事がありました。中国ではオリンピックという国家威信をかけたイベントがあった反面、食品テロとも言える毒食品事件が相次ぎました。また、チベット問題へ対する抗議は世界中へ広がりました。数年前までは、チベット問題はおろか中国の”負”の部分を報道することはタブーであるという風潮が日本にはあったものですが、随分と変わったものです。今では、中国へ対して親しみを感じないと答える国民が7割近くにのぼるという世論調査結果もあり、その流れは確実に変わってきています。

 一方で、中山元文科相が日教組を批判する発言をして辞任に追い込まれた他、田母神元空幕長も自虐史観を否定する論文を書いて解任に追い込まれました。両者ともマスコミの徹底した攻撃や政府の事なかれ主義の餌食となってしまったわけですが、「日教組」、「自虐史観の見直し」という二つのテーマを国民に投げかけてくれた意義は大きいです。来年はこれをきっかけにこれらの問題がさらに広く議論されることを望みます。


 2009年は、解散、任期満了どちらにしても衆院選挙が行われます。しかしながら、現状では民主党が勝利する可能性が高く、もしそうなったとすれば、外国人参政権法案をはじめとし、日本を貶める政策・法案が次々と成立していくことでしょう。仮に国民がその恐ろしさに気付き、民主党を引きずり下ろしたとしても、一度決まった法律を元に戻すのは難しいです。気付いた頃には日本は日本でなくなっているかも知れません。自民党政権の今年でさえ、改正国籍法は成立してしまいました。


 今の段階で私は麻生総理を特段の評価をしておりませんが、それと関係なくとにかくマスコミのネガティブキャンペーンは酷かった。現麻生内閣の支持率低下の要因はマスコミの偏向報道の結果と断言しても良いでしょう。そして来年はそれがいっそう激化するものと思われます。


 2009年、今の流れの通り麻生政権がマスコミに貶められ、衆院選で民主党が勝利したとすれば、日本は残念ながら終焉へと向かうでしょう。そうならないためには、何か大きな変化が必要です。それは麻生政権が支持率を大きく回復させるような改革に成功するか。もしくは民主党が汚職などの発覚で失速するか。もしくは保守派が集結した新党の結成等の政界再編が起きるか。他には海外の政変が日本を動かすか。


 来年が上記の通り、日本終焉の年とならないことを願いつつ、今年は筆を置きたいと思います。本年も1年間当Blogを読んで頂き、たくさんのTB、コメントありがとうございました。よろしければ来年もお付き合い下さい。それでは皆様良いお年を。


人気ブログランキングバナー←このBlogに何かを感じたらクリックして下さい。


今年当Blogで紹介した中で評判の大きかった書籍:
中国はいかにチベットを侵略したか
Mikel Dunham 山際 素男
477004030X


誰も国境を知らない―揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅
西牟田 靖
4795848920


反日マスコミの真実 2009-メディアの情報支配へ反乱が始まった! (OAK MOOK 264 撃論ムック)
西村 幸祐
477551315X