・外務省の「竹島」追加資料へ韓国が抗議 ~外務省の反撃第一歩~
韓国外交通商省報道官は28日、日本の外務省が「竹島問題を理解するための10のポイント」と題した資料を新たに7か国語版で追加作成し、計10か国語としたことに対し、日本側に厳重抗議したうえで、外務省ホームページ(HP)からの資料削除を求めたと明らかにした。
いつ、どんなルートで申し入れたかは不明。
竹島問題では、韓国外交通商省もHP上で「韓国政府の独島(竹島の韓国名)に対する基本的立場」と題する資料を日本語も含め10か国語で掲載している。
日本政府は、竹島問題については、実際に被害を受けている島根県などの地方自治体が積極的に返還運動などを実施しているのとは対象的に、弱腰の対応を貫いてきました。やることと言えば、申し訳程度に何の効果もない事務的な抗議を韓国へ対して行うだけ。教科書の指導書へ問題を明記しようとしたときなど、韓国から抗議されたら主張を引っ込める始末です。
しかしながら、今回は珍しく良い仕事をしていると思います。既に同じものが今年2月に日本語、英語、韓国語で公開されていましたが、今回新たに7カ国語が追加されて各国大使館等へ配布されました。その内容を読むと、歴史的事実、韓国側の主張の間違い、国際司法裁判所への提訴に韓国が応じないこと、サンフランシスコ講和条約での竹島の扱い、さらには決定的証拠とも言えるラスク書簡 までが説明されており、よくまとまった十分な説明資料となっていると思います。この外務省のページ は竹島領有権について根拠のない主張を続ける韓国にとっては非常に煙たい存在であることは間違いありません。
日本側は確固たる資料と歴史的事実を保有しているのですから、この調子でもっと積極的に内外へ対してアピールをするべきです。その第一歩として今回の措置は評価できると思います。来年は竹島を含む領土問題が大きく前進することを期待します。
「竹島問題を理解するための10のポイント」(日本語版:外務省HP直リンク)
参考書籍:
早わかり・日本の領土問題
田久保 忠衛