・書籍紹介:「反日マスコミの真実2009」
「反日マスコミ」の真実 2009 (2009) (OAK MOOK 264 撃論ムック)
西村 幸祐
反日マスコミシリーズの第三弾が激論ムックより発売されていますので紹介させていただきます。一年が終わろうとしていますが、この一年、日本は大きく後退したと私は思っています。それは景気だけの話ではありません。小泉-安倍ラインが作った、事なかれ主義への脱却、もの言える普通の国へというプロセスは安倍首相の退陣以降、福田政権下で後退の一途を辿りました。これはマスコミによる反日活動の効力も非常に大きかったのではないかと私は思っています。
期待されていた麻生首相も、マスコミによる執拗なバッシング、言葉狩りにその持ち味である歯に衣着せない強い発言も封印されてしまっています。今では、マスコミが作り上げたダメ麻生、ダメ自民党というイメージが国民に定着してしまった感すらあります。他にも、田母神氏の論文問題、国籍法問題など、マスコミが自分たちの都合の良いように行った事実の歪曲や隠蔽が蔓延しました。今年一年はマスコミによる偏向報道が政治に大きな影を落とした年と言ってよいかもしれません。この書籍は、今年一年にマスコミによって行われたそのような反日・偏向報道に関して、各界の著名人がその事実と問題点を指摘したものとなっています。
中でも読み応えのあるのは、西村幸祐氏による、田母神氏へのロングインタビューです。与野党やマスコミに徹底的に攻撃され、知らない間に辞めさせられてしまった田母神氏。彼が何を考え、何故論文をどんな覚悟で発表したのか。そして辞めさせられるまでの経緯が詳細にインタビューされており、弁明の余地すら与えられなかった田母神氏の真意がわかる大変興味深い内容になっています。
他にも、クラスター爆弾全廃条約に関して、政府は事前に自衛隊側へ防衛力への影響に関して十分な問い合わせがあったのかどうか。このあたりも田母神氏は明らかにしており、現在の日本の国防に関する問題点も如実に指摘されています。
尚、私も僭越ながら、数枚の原稿を執筆させていただいています。当Blogで書かれている内容と重複するところもありますが、もしよろしければご一読下さい。