・自民有志による「日教組究明議連」が発足 ~日教組の実態を白日の下へ~
自民党有志が「日教組究明議連」発足 選挙念頭に民主攻撃:産経
自民党有志議員による「日教組問題究明議員連盟」(会長・森山真弓元文相)が10日、国会内で初会合を開いた。日教組が全国学力テストに非協力的な姿勢を取っていることやジェンダーフリー教育の推進などの問題点を改めて取り上げ、日教組を支持基盤にしている民主党を攻撃するのが狙いとみられる。会合には43人の衆参議員が出席した。最高顧問に森喜朗元首相、顧問には町村信孝前官房長官と、日教組批判で更迭された中山成彬前国土交通相が就任した。
中山氏は「民主党は日教組とか自治労の人たちが幅をきかせている。この点を訴えることが次の選挙での勝利に結びつく」と強調した。
年内に次回会合を開き、教育現場の実態について聞き取り調査を行う。来年は週に1回のペースで日教組問題を話しあうほか、学校視察などを行う。
民主党の大きな支持基盤である日教組と自治労。この二つの団体が日本の癌であることを多くの国民が理解すれば、確かに民主党は選挙で大きく票を失うことでしょう。
しかしながら、その道は険しいと言わざるを得ません。今のところ、日教組という組織がどんな団体なのかを正確に知る国民はまだまだ少なく、単なる”教職員の組合”程度の認識しか持ち合わせていない人が多いのが実情です。日教組という団体の異常性を多くの国民に理解してもらうには、日教組がどんな思想を持ってどんな活動をしているのか。これらが白日の下に晒されることが重要であり、それには既存メディアがありのままを報道することが最も近道なのですが、残念ながら既存メディアは”あちら側”についているというのが現状です。
中山氏が9月に確信的に行った日教組批判も、メディアでは”失言”とだけ報道され、中山氏の発言が真実なのかという検証や、日教組とは一体どんな組織なのかという詳しい報道がなされることはありませんでした。私の周りでこの話を聞いても、”ああ、あの失言をして辞めた人ね”という答えは返ってきますが、日教組という組織について、この問題をきっかけに理解を深めたとか、実態を把握できたという人はほとんどいません。
このようなメディアを敵に回している現状で、日教組の実態を国民に知らしめる活動はなかなか難しいところはあります。中山氏は「次の選挙で」と言われていますが、次の選挙に間に合うとは正直思えません。しかし、これはやらなければならないことです。中山氏が9月に口火を切り、今回自民党内にこのような議員連盟ができたことは素直に歓迎したいと思います。既存メディアがダメならネットという新たなメディアを使っても良い。中山氏は次回選挙には出馬しないそうですが、身軽になったところで、自身が研究された”日教組の実態”というサイトを立ち上げても面白いでしょう。大きな反響があるはずです。
参考書籍:
中山成彬はなぜ日教組と戦うのか
伊藤 玲子