・日本人の75%が中国へ対して悪印象を持つ ~ここ数年で急増した数字の意味を読み解く~ | アジアの真実

・日本人の75%が中国へ対して悪印象を持つ ~ここ数年で急増した数字の意味を読み解く~

日本の対中印象、悪化=ギョーザ、チベットが影響-世論調査:時事
 中国に否定的印象を抱く日本人がこの1年間に66.3%から75.6%に増え、日中関係の発展を妨げる要因として46.2%が「中国産品の安全性の問題」を挙げていることが、両国民を対象とした世論調査で明らかになった。調査を実施した日本の民間団体「言論NPO」などが8日、都内で公表した。
 調査は6月から7月にかけて行われ、日本で1000人、中国で1557人が回答した。
 それによると、中国に良くない印象を持つ理由として日本人が挙げたのは、「資源確保などで自己中心的にみえる」(56.3%)、「中国人の愛国的な言動が理解できない」(41.9%)など。中国製冷凍ギョーザ中毒事件のほか、チベット問題や北京五輪の聖火リレーをめぐるトラブルが影響していることが浮き彫りになった。
 一方、日本に悪い印象を持つ中国人も昨年の36.5%から40.6%に増加。ただ、最近1年間の印象の変化をみると、対日観が「良くなった」とする回答が60.9%に達した。 


 日本人の対中印象が悪化。実に75%の人が中国に対して悪い印象を持っている。「中国の現状を見れば当然だろう」と思う人も多いかと思いますが、数年前の日本と比べるとかなりの伸び率となっています。調査団体は今回と別ですが、日本リサーチセンター、共同通信社が過去に調査した記録では、中国に否定的印象を抱く日本人は

05年 56.9%

02年 42.6%

日中関係についての国際比較世論調査(日本リサーチセンター


とあり、6年前と比べて33%も伸びています。戦争も起きていない隣国への悪印象がこれほど伸びるのは、異例と言えるでしょう。この6年間に、中国に革命があったわけでもなく、中国の政策が変わったわけでもありません。それにも関わらずこの様な変化が起きたのは、日本側に大きな変化があったと言っても良いかと思います。

 これまでの日本は、政府も、そしてマスコミも官民一体となった土下座外交、事なかれ主義に陥っていました。中国の恫喝に対してはすべて日本が頭を下げて謝り、中国の軍事力増強に加担するように、ODAという名の金を払い続けてきました。マスコミもチベット問題など、中国の悪い面は意図的に隠すような報道を続けてきました。

 ところが、2001年に小泉氏が首相に就任すると、中国の恫喝に応じなくなりました。言うべきことは言うようになったのです。中国はそれに戸惑い、激しい反日暴動を起こすなどして様子を見ましたが、その姿が報道されると、逆に日本人に中国へ対して大きな疑問と嫌悪感を抱かせる結果となりました。

 またチベットでデモが起きたことで、世界中のマスコミがその事実を報道しました。聖火リレーはチベット問題抗議リレーへとすっかり姿を変え、日本のマスコミもそれを報道せざるを得ませんでした。今まで日本のマスコミ界ではタブーであった、チベット問題はこのとき日本でも解禁されたのです。

 さらに、インターネットの発達で今まで隠されてきたさまざまな真実に多くの人が触れることができるようになったのも大きな要因の一つかもしれません。


 上記で紹介した時事通信の記事中では、この世論調査の結果は餃子事件や聖火リレーなどの影響だと片付けられていますが、私はそんな単純な結果ではないと考えています。この数字の変化は、今年起きた一事件の結果とは片付けられません。近年において、日本政府が事なかれ主義からの脱出を試み、そしてマスコミやインターネットを通じて中国の真実が日本国民に広く知れ渡ったという大きな変化の結果なのです。

 単なる対中印象の世論調査ですが、ここ数年の日本の総括のような数字かもしれません。日本の大きな変化を実感させてくれる数字でした。


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参考書籍:
マンガ嫌中国流 (晋遊舎ムック) (晋遊舎ムック)
山野 車輪
4883808033

異形の大国 中国―彼らに心を許してはならない
櫻井 よしこ
4104253081