・福田内閣改造が発足 ~更なる土下座外交シフトか。不安実現内閣へ~ | アジアの真実

・福田内閣改造が発足 ~更なる土下座外交シフトか。不安実現内閣へ~

福田改造内閣…与謝野経財相・伊吹財務相、財政再建へ布陣:読売
 福田首相は1日、内閣改造と自民党役員人事を行い、福田改造内閣がスタートした。

 衆院選に備える体制作りのため、党幹事長に麻生太郎氏を起用した。閣僚では与謝野馨・前官房長官を経済財政相、伊吹文明氏を党幹事長から財務相に起用するなど財政再建重視型の人材を配置した。

 首相は1日夜、首相官邸で記者会見し、改造内閣を「安心実現内閣」と表明。新体制で内閣支持率低迷に苦しむ政権の立て直しを図る考えだ。

 改造内閣は、2日午前に皇居で行われる認証式を経て正式に発足する。副大臣人事は5日、政務官人事は6日に行われる予定だ。

 内閣改造は昨年9月の政権発足後、初めてだ。17閣僚のうち13閣僚を入れ替える「大幅改造」となったが、町村官房長官、高村外相、舛添厚生労働相、増田総務相の主要閣僚は留任させた。

 伊吹氏を含む自民党前四役のうち3人が閣内に横滑りした。国土交通相には谷垣禎一・前政調会長を充て、経済産業相と法相には二階俊博・前総務会長、保岡興治・元法相を再登板させた。公明党からは、初入閣となる斉藤鉄夫政調会長を環境相として起用した。

 次期臨時国会の焦点となる新テロ対策特別措置法延長問題や防衛省改革に取り組む防衛相には、初入閣の林芳正参院議員を充てた。野田聖子・元郵政相が消費者相として再入閣し、首相が重視する消費者庁設置関連法案を担当する。北朝鮮による拉致被害者家族の信頼が厚い中山恭子氏を首相補佐官から少子化・拉致問題相に抜てきした。初入閣は5人、女性は2人だった。

 3人の官房副長官のうち衆院の大野松茂副長官は、同じ自民党町村派の塩谷立衆院議員に交代した。

 一方、党役員人事では、政調会長に無派閥の保利耕輔・元自治相を起用。総務会長には、党内第2派閥の津島派の強い要請に配慮し、同派の笹川尭衆院議院運営委員長を充てた。大島理森国会対策委員長、細田博之幹事長代理は留任した。

 首相は、自民党の8派閥中、6派閥のトップを閣僚や党四役に取り込んだ。8派閥のすべてが閣僚ポストを確保した。郵政民営化に反対して自民党を離党し、2006年12月に復党した「造反組」からも保利、野田両氏を登用し、挙党態勢構築に力を注いだ。

 

 注目されていた内閣改造が行われました。「安心実現内閣」などという国民に媚びているのか、意味のわからない名前をつけて自慢げでしたが、これで「安心だ」と思っている国民など皆無ではないでしょうか。消費税アップのための布陣ではないかとも言われていますが、福田首相になってから大きく後退してしまった日本の外交政策から見ても安心どころか余計不安を感じるところも多々あります。


 一番注目されたのは麻生氏が幹事長に就任したことだと思います。権限や影響力の大きいポストに、麻生氏が就任したことは歓迎すべき点もある反面、本人も報道番組で言われていましたが、次回選挙で自民党が大敗して政権を失った際にある程度の責任がのしかかり、福田政権と共倒れになってしまう可能性もあります。

 また、気になるのは経済産業相とに二階氏が就任していることです。この人物は極度の親中派で、前経済産業相時代には、東シナ海のガス田問題に関して日本の権益を捨てて中国へ譲渡する方向への流れを作った戦犯でもあります。ガス田問題については、今後共同開発の範囲や内容について詰めを行っていかなければならない重要な時期であるにも関わらず、こんな人物が経済産業相に再就任するとは、ガス田を完全な形で中国へ譲渡することになるのではと大変な不安を感じざるを得ません。

 また防衛大臣に就任した林芳正氏。この方はあまり活動などは聞きませんが、日中友好議員連盟の事務局長、北京オリンピックを支援する議員の会幹事とため息が出るような会の要職を務めており、防衛大臣というポストが要職であるだけに、これもただならぬ不安に襲われます。


拉致問題に関しては何の進展もないにも関わらず、制裁の緩和を発表したり、アメリカのテロ国家指定解除の方向を止められないなど、進展どころか後退すら感じさせる対応で国民の批判を大いに浴びていますが、それを懸念してか、拉致問題担当に中山恭子氏が就任しました。この方は拉致問題に当初から関わっており、この問題の第一人者です。これは今回の人事の唯一評価できる点かもしれません。


 しかしながら、官房長官や外務大臣などの要職のメンバーが変わっておらず、前述の経済産業大臣に二階氏の起用など、更なる土下座外交シフトとも取れるこの人事。そしてトップの福田総理が変わらない状況で、”安心”などできるわけがありません。



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参考書籍:

とてつもない日本 (新潮新書 217)
麻生 太郎
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