・拉致救出・日米同時集会のお知らせ ~全ての拉致被害者救出の為に~
皆様のご協力で、12月16日の拉致救出の集会のことを知らない家族のいないようにできればと渇望しています。どうかよろしくお願い申し上げます。
さて12月16日(アメリカ時間12月15日)の拉致救出、日米同時集会につきまして、添付のように、途中経過を報告させていただきます。
皆様の方からも、関係者にどんどんご連絡をしていただき、参加者、参加地を増やしていきたいと願っています。また皆さんの方でも、マスコミ関係者、特に地方のマスコミ関係者、地方支局等にご連絡いただきまして、この集会のことがいっそう多くに方々に広まることを願っております。
拉致問題に関して二つの大きな誤解があります。一つは、拉致に関し、政府の認定を受けてから救出嘆願活動をするという誤解。ほんとうは家族会の例を見てもわかるように、救出嘆願活動をしなければ、認定どころか調査もしてくれません。もう一つの誤解は、拉致被害者は横田めぐみさん達数名だという誤解です。実際は数百名です。でもまだ多くの日本人は数名だと思っています。
この二つの誤解を解決しなければ、拉致被害者救出を前に進めることは困難です。この二つの誤解を一挙に解決する方法があります。非認定の被害者が無理をしてでも一歩前に出ることです。たくさんの拉致被害者がいることを、みんなにわかってもらいましょう。そして多くの家族が協力することができれば、それは大きな力になります。
具体的な方法は比較的に簡単です。日本の方々の被害者家族が拉致被害者の写真看板を持って、同時刻に、表に出ましょう。12月16日、土曜日の朝10時です。マスコミには参加者のリストを前もって渡して、取材に来てもらいましょう。(会場を借りて大きな集会を持つ必要もなく、著名な先生に講義をしてもらう必要がありません。また仮にそれをしても、マスコミは報道してくれません。)
同時刻に、家族の写真を持って外に出ましょう。数百人の拉致被害者家族が協力すれば、家族会に勝る力が出るはずです。横田さん達だけに苦労を任せることはできません。皆で協力しましょう。
難しい話をしても、多くの人は聞いている余裕がありません。誰にでも、すぐわかるように、訴えましょう。拉致は横田めぐみさん達数人の例外的なことでなく、たくさんの被害者がいること。拉致は他人の問題ではなく、みんなの問題なんだということを、みんなにわかってもらいましょう。
より多くの人々の支持を得て、拉致被害者を救出するための具体的な準備が必要です。私達一人一人の力はとても小さいものです。しかし家族会がそうであったように、皆で協力すれば、社会を動かしていくことも、不可能ではありません。12月16日まで、残り1ヶ月です。皆様のご協力で、参加者、参加地を増やしてください。孤立して苦しんでいる家族が、この集会のことを知らなかった、ということは最低避ける必要があります。(しかし被害者家族の居場所がわかりません。間接的にでもごぞんじの方
は、是非ご連絡ください。)
皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。すべての拉致被害者家族の願いを託して。
*関係者に12/16同時集会のことを連絡して、参加者、参加地を増やしてください。
*地元のマスコミに連絡してください。
*写真看板を作ってください。
*12/16の朝10時には、写真看板を持って表に出てください。
詳しくはワシントンDCらち連絡会のウェブサイト www.asanocpa.com/rachi をご参照ください。
この文面は、ワシントンDCらち連絡会という所から、当Blog宛に届いたメールをそのまま転載したものです。先日、松本京子さんが政府に公式に拉致被害者として認定されたという報道がありましたが、現在政府が認定している拉致被害者は、既に帰還している5名を除けば12名しかいません。本当にあと12名しかいないのでしょうか。証拠が決定的にならないと北朝鮮に対して調査や帰還要求等をはっきりと出せないという理由もわかりますが、このメール文面にもある通り、政府認定されないが為に何の手を打つこともできず悔しい思いをしている家族が日本にはたくさんいることも事実だと思います。
このメールは、ワシントンDCらち連絡会という会が、拉致被害者の可能性が高いがまだ政府認定されておらず、手も足も出ない家族の為に同時集会を行おうという趣旨のものです。頂いたメールを読み、趣旨に賛同しましたのでメール全文を掲載させて頂きました。
現在のところ、日本は具体的に北朝鮮に制裁を加えるなどの措置はしていません。(現在行われている制裁は核実験に対する国連決議に基づいた制裁措置です)他国であれば、報復攻撃、奪還の為の軍事作戦が行われてもおかしくないような国家犯罪であるのに対し、日本は新たな拉致被害者が認定されても、北朝鮮に対して「調査要求」を行っているだけです。また横田めぐみさんの遺骨についても別人と科学的に証明されたにも関わらず、北朝鮮は”日本の捏造である”という、逆に高圧的な返答を返してきたのみです。核実験に対しては迅速で形のある行動を起こした日本政府ですが、拉致問題に対しても同様の厳しくも毅然とした対応を行い、一人でも多くの拉致被害者が救われることを望みます。
※上記の活動に関して、当Blogは紹介を行ったのみで具体的には関知しておりません。お問い合わせなどはワシントンDCらち連絡会 までお願いします。

参考書籍:
家族
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会
奪還―引き裂かれた二十四年
蓮池 透
めぐみ〈前編〉
横田 滋 本 そういち 横田 早紀江