・安倍氏が総裁選へ正式出馬表明 ~『「戦後レジーム」から、新たな船出を』という言葉に対する期待~ | アジアの真実

・安倍氏が総裁選へ正式出馬表明 ~『「戦後レジーム」から、新たな船出を』という言葉に対する期待~

安倍氏が正式出馬表明 自民総裁選 :産経
 安倍晋三官房長官は1日午後、広島市内で記者会見し、自民党総裁選出馬を正式に表明するとともに、「美しい国、日本。」と題する政権構想を発表した。

 政権構想では、21世紀にふさわしい新たな憲法制定を打ち出し、(1)世界とアジアのための日米同盟強化(2)中韓両国との信頼関係強化―を掲げたほか、教育の抜本的改革や中央省庁再々編の断行を強調した。


≪安倍氏の政権構想要旨≫
 安倍晋三官房長官が1日発表した政権構想「美しい国、日本。」の要旨は次の通り。

 【政権の基本的方向性】
 ▽新たな時代を切り開く日本にふさわしい憲法の制定

 ▽開かれた保守主義

 ▽歴史遺産や景観、伝統文化などを大切にする

 ▽家族の価値や地域のあたたかさの再生

 ▽教育の抜本的改革

 ▽民間の自律と、過度の公的援助依存体質からの脱却

 ▽日本の強さを生かした積極的貢献

 

【具体的政策】
 ▽政治のリーダーシップを確立

 一、政治家を政策決定の責任者として、官邸主導の政治リーダーシップを明確化。

 一、21世紀にふさわしい行政機構の抜本改革・再編を行う。

 一、定員削減や能力主義導入など公務員改革を断行。

 ▽自由と規律でオープンな経済社会

 一、小さく効率的な政府の推進。

 一、イノベーション活用で幅広い産業の生産性を向上。

 一、税と金融で中小企業を強力にバックアップ。

 一、誰もがチャレンジ、再チャレンジできる社会の実現。

 一、道州制ビジョンの策定で地方分権、行政スリム化を推進。

 一、財政を確実に健全化。経済成長を前提に歳出改革に優先取り組み。消費税負担の在り方など中長期的視点から総合的な税制改革の推進。

 ▽健全で安心できる社会の実現

 一、年金、医療、介護、社会福祉の一体的見直しを実施。

 一、社会保障番号の導入や徴収一元化の検討。

 一、学校、教師の評価制度の導入。

 ▽主張する外交で「強い日本、頼れる日本」

 一、「世界とアジアのための日米同盟」を強化させ、日米双方が「ともに汗をかく」体制を確立。

 一、開かれたアジアにおける強固な連帯の確立。中国、韓国など近隣諸国との信頼関係の強化。

 一、拉致問題、核・ミサイル問題など北朝鮮問題の解決を目指す。

 一、世界貿易機関(WTO)体制推進と同時に、自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)の積極的活用により、アジア太平洋地域での共同体形成を強力に推進。

 一、世界において責任ある役割を果たす国になる。人道復興支援、大量破壊兵器拡散防止など平和構築への積極貢献と人材育成。

 一、官邸における外交・安全保障の司令塔機能を再編し強化。

 ▽党改革・新たな責任政党のビジョン

 一、候補者選定における公募・予備選挙の活用を徹底。

 ▽「戦後レジーム」から、新たな船出を

 一、21世紀の日本の国家像にふさわしい新たな憲法の制定に向けて取り組む。

 一、国連常任理事国入りを目指す。



 安倍晋三氏が予定通り9月1日に総裁選立候補を表明しました。これで総裁選は谷垣氏と麻生氏との3者での争いとなりましたが、実質的には報道されている通り、安倍氏の独走レースとなることは間違いないと思われます。高い可能性で安倍氏が次期首相となることになるわけですが、その公約を見てみます。テーマは「美しい国、日本。」と題してあり、注目すべき項目もいくつかありますが、概ね安倍氏の以前からの主張がまとまった形になっている印象を受けます。私の感想としては、外交や日本のあるべき姿の追求といった観点からは5段階評価のうち、期待度も含めて4~5点の高い評価を付けられると思います。ただし、経済や福祉と言った観点からは、以前から指摘されているように弱いという観は否めません。経済、福祉といった観点は当Blogの専門外でもありますので、その点の評価や論評は他に譲るとしますが、外交や日本のあるべき姿と言った点では、小泉首相が基礎を築いた新しい日本を引き継いでくれる公約だと思います。特に私が注目したいのが、「戦後レジーム」から、新たな船出をという言葉については強い共感を持てます。現在の日本の”弱い”部分の多くは、”戦後”という括りから発生しています。靖国問題しかり、歴史認識しかり、そこから発生している自虐史観教育、蔓延する左翼的思想、そして日本の構図のみならず、戦勝国のみで構成される常任理事国を抱く国連を中心とした世界の構図しかりです。それから脱却し、様々な呪縛から日本を解き放ち新たな日本を作るということはまさに今日本が行わなければならないことであり、『「戦後レジーム」から、新たな船出』という短いながらも重い言葉が実現されれば、現在の日本が抱える様々な問題が解決されることになります。安倍氏がどこまでの思いでこの公約を掲げたかその真意はわかりませんがその言葉に期待をし、小泉首相が築いた新しい日本の基礎を継承し、戦後に日本が抱えてしまった様々な負の遺産を少しでも精算し、新しく美しい日本を築いてくれることに期待をしたいと思います。


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参考書籍:
美しい国へ
安倍 晋三
4166605240


安倍晋三対論集―日本を語る
PHP研究所 ピーエイチピー研究所=
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