・盧武鉉大統領がアナン国連事務総長へ反日演説  ~国際問題として定着する竹島問題~ | アジアの真実

・盧武鉉大統領がアナン国連事務総長へ反日演説  ~国際問題として定着する竹島問題~

盧大統領、アナン事務総長の前で日本を正面から批判:中央日報

盧武鉉大統領が16日、青瓦台で、訪韓中のアナン国連事務総長と会い、独島(ドクト、日本名・竹島)問題など日本の過去の歴史に対する態度を正面から批判した。

アナン事務総長はこの日、昨年モスクワで行われた第2次世界大戦戦勝60周年記念行事に触れながら、「当時、勝利国と敗戦国がすべて集まり、過去を反省して未来の和合のための決意をしたことに感動した」と述べた後、「アジアでもそれが可能かどうか知りたい」と尋ねた。

盧大統領はこれに対し、「われわれは北東アジアの平和・協力を最も望む国家」とし、「そういう次元で金大中政権時にも韓日新パートナーシップ宣言をし、私も就任後、小泉首相に会って未来のための約束をしたが、むしろ日本が過去の問題を持ち出して難しくなっている」と指摘した。 盧大統領は特に、東海(トンへ、日本名・日本海)周辺の地図まで描きながら、アナン総長に「独島は日本が日露戦争当時に強制的に占領したものだが、日本の指導者がこれを忘却している」と説明した。 盧大統領はまた「現在の状況は、歴史問題に対する日本の一部の政治家の認識から始まったもの」とし、「日本側が歴史を認めて誠意ある態度を見せることが重要だ」と繰り返し強調した。

アナン総長は「今回の訪韓で、韓日関係が非常に重要な問題であることを改めて感じた」と述べた。


 滑稽な姿です。「竹島は日韓の現在進行形の紛争地域です。」と国際社会に向けて堂々と発表したに等しいです。アナン事務総長が「韓国の主張は正しい。日本は即刻竹島から手を引くべきだ」とでも発言してくれるとでも思っていたののでしょうか。盧武鉉大統領は、最近ヨーロッパを訪問した際も、全く関係ない反日演説を展開して総スカンを受けたことがありました。韓国内では反日を掲げることで支持を得られますが、国際的な場で執拗なまでにそれを行うことは、自らの立場を貶めることになるということはまだ理解が出来ていないようです。

  国際的に、竹島=紛争地域という認識が随分と広まってきています。これは実効支配されている日本側からすれば状況は”前進”していると捉えて良いと思います。現在、英語版wikipediaで「Dokudo」を検索 すれば、自動的にLiancourt Rocksのページに飛ばされ、そこには日韓両国が領有権を争っていることが明記されています。ブリタニカ百科事典サイト のサイトでも同様の結果が得られます。韓国が国際的な場で騒げば騒ぐ程この状況は加速します。今回、アナン事務総長も「竹島問題は平和的に解決されることを望む」と最後に発言したそうですが、国際的に紛争地域と広く認知されている状況であれば、日本が平和的に国際司法裁判所で解決をしたいと、正式に国際司法裁判所へこの問題の再付託をした時に韓国側が拒否を非常にしずらくなります。そこで拒否をすれば、平和解決を望んでいないのは韓国側であり、韓国が不法占拠をしているということを正式に認めてしまうような結果となるからです。かつて1950年代に日本が国際司法裁判所に竹島問題を付託した時は、この問題の国際的な認知度はおろか、日本の存在感さえも薄く、今と比べれば状況が違いすぎました。

 日本は、冷静に領有権を主張し続けながらも、その時期を見極めることが、武力奪還以外でこの問題を解決させる最も近道だと思います。日本はこれまで国家主権に関わる問題ながら、「韓国側を刺激する」という情けない事なかれ主義を貫き、この問題については触れることを避けてきましたが、その流れもやっと変わってきました。下記のような動きもやっと本格化してきたことを素直に評価したいと思います。


自民、竹島問題取り組みを強化:共同通信
 自民党は16日午前、竹島(韓国名・独島)問題に関する会議を開き、同問題への取り組みを強化するため歴代外相経験者や外交、国土交通、国防各部会、外交調査会、海洋政策特別委員会による合同会議を新設することを決めた。同日の会議では竹島問題に関し「最終的には国際司法裁判所で決着を付けるべきだ」との認識でほぼ一致した。自民党サイトの詳細



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参考書籍:
図解 島国ニッポンの領土問題
中澤 孝之 日暮 高則 下条 正男
4492211543


竹島は日韓どちらのものか
下條 正男
4166603779