人間として生まれるは極稀なり。奇跡なり。
そを、もう一度、自覚するべけれ。

また己の命は神より授けられたることを思い起こせよ。
太古のその昔神と共にに歩んでいたにもかかわらず、いつしか次第に人は神から離れんとす。

そのことを最も嘆き悲しまるるは、他ならぬ人間をおつくりになられた神ならん。

人間の苦労、試練は悩みて苦しみつつ、それを乗り越えることにて、心も魂も磨かるる。
なれどそに、耐えられずただ嘆き、愚痴、妬み、恨み等、負の心にとらわるるは、ただ魂汚すのみ。

神は人の心を操られることはなし。己の心を操るは己のみなり。
奇跡の命を授けられたる己は、選ばれし命。そをさとらば己の心も魂も多少の苦しみにて穢れることはなし。