思い出
は
いつも美しく

心の宝石箱に在る

その
ひと粒
ひと粒
が
たからもの


さみしいとき
かなしいとき 
くるしいとき

自分への供物として
口に含む

其れは

甘く
綺麗な
金平糖

荒む心を
和らげてくれる



ひとの胸の奥の方

には 


小箪笥


があり


そこにいろいろなものを

仕舞い込む



憤り

嫉み

悔しさ

呪わしきこと



其れは

光を持たぬ

昏い琉



溢れぬ様に

蓋をして

触れることも避け

忘れたふりをして



千の夜を越えても

黒い泪に暮れてしまわぬ様に