何もなく
夏は終わった


何かを得るわけもなく
何かを失うわけでもない

肌が焼ける感覚と
暑気による不快感
そんなものだけだった



風鈴の音や
祭囃子に
心踊らせた夏は
遥かに遠い


あと何度
こんな夏を過ごすことになるのか

あと何度
こんな夏を見送ることになるのか


心に蓋をしたままで