漁師町。

漁を営む男と、
娘の二人暮らし。

娘は、
不治の病を患っていた。
明日をも知れぬ、
重症の身だった。




ある日の漁で、
なんと、
男の網に、
人魚がかかる。


人魚は懇願する。

どうか、
放してください。
お礼に海の底の財宝を差し上げますから。


しかし、
男には娘のことが浮かぶ。


人魚の肉は不死の効果があり、
喰らったものは永遠の命を得る。


そんな伝承を思い出した男は、
人魚を撲Xしてしまう。



男は、
人魚の肉を持ち帰り、
娘に与えた。



次の日から、
娘の終わりのない苦しみが始まり、
男は命尽きるまで、
娘に恨まれ続けた。










人魚の肉には不死の効果があるが、
接種する以前の状態には回復しない。
即ち、娘の病は治癒することはなく、
健康な身体になれるわけではない。
つまり、
永遠に不治の病に苦しむことになる。
Xぬことさえ許されずに。