母さん

あなたはわたしを
愛してくれていましたか

あなたは
わたしが親戚から嫌なことを言われたとき
怒って親戚を詰りましたね

わたしを
旅行に連れて行ってくれましたね

わたしのために
毎日食事を用意してくれましたね

昼夜問わず
働いてくれましたね




あなたは
子どもの私が貶められるのは
自分が下に見られているからと憤慨したのですね

旅行先は
いつもあなたの行きたい処ばかり
子どもが楽しめる場所などなかったですね

用意される食事は
賞味期限切れのものか
良くて見切り品の安い弁当か
冷たいご飯にふりかけでしたね

昼夜問わず
働いて得た蓄えを手に
たった一枚の紙切れだけを残して 
あなたは私の前から消えましたね



親の愛  
ってなんなんですかね

子は 
親に愛を持たないといけないんですかね 



わからない
ってことは
親を思う気持ちが
砂の一粒程でも残ってるってことなんですかね


かなしいものですね