わたしは
あの話を訊いて
信じたくはなかったが
合点が入った気もした


あなたが
わたしに向ける気持ちには
猜疑心というか
水滴程の憎しみが含まれているのだと


無理もない
とも思う

ひとは 
そんなに真っ直ぐではないし
己を護ろうとするからだ

捻れる思いもあるだろうし




そして
わたしは戸惑う


同様の心を
わたしも抱いている


所詮
ひとは

誦みあい

疑い

近付き

距離を取る

そんなものなのだ


出逢ったときから 

少しの不幸
孕んでいることを知っていて欲しい