あなたへの
愛おしさの心
ばかりが
積もりに積もって
苦しくなってしまい
わたしは助けを求める

想い
なんてものを
砂糖の衣で大事に包み
飲み込んでしまったからだ


きっと
吐き出してしまえば楽にはなるだろうけど
拡がった吐瀉物に悲しくなってしまうのは
嫌だから
そんな想いは
深く
大事に抱えて
わたしが息絶えた後も
誰にも悟られぬように


わたしは
企むように想像する




こんなものが愛ならば
こんなものを愛と呼べるなら


わたしは息絶えた後
この秘密を噛み締めたまま
眠り続けよう