シャワーを浴びて
そのままの体で
隅々までクリームを塗りたくって
まるでケーキみたいに
髪を乾かすこともせず
マニキュアを剥がすわたし
苛々したり
さみしかったり
悲しかったりする日は
煙草の数が増えるから
その分だけ丹念にボディケアをする
料理なんて苦手だし
掃除もしたくない
美人な訳でもないし
それどころか
我が儘で傲慢な
わたしは
こんな
なのに
それでもあなたの側に居たい
僅かでも
遠ざけられたら不安になってしまう
掻き毟る髪は
ずっと痛んでいて
あなたを捜す目は
暗く澱んでいる
欲しいのはあなただけ
クリームだらけのわたしを召し上がれ
耳を噛んで
髪を撫でて
首筋に指を這わせて
わたしは
触れられる夢を見ながら
瞼を紅く腫らしているの
