雨は川になり
ふたりを隔てて
声すら届かない処へ

夜の舟は
閑かに流れて
群青の果ての世界へ


軈て
何もかも
滲んで消えて
微かに匂う沫へ


恋心は
果たすことも
絶やすことも
叶わず